◆3 CM業界発、食べ物を美味しくみせるマル秘テクニック | ぐーすけとりきのブログ

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 ちょうど空腹時に、テレビ画面から「3分で食べられるカレー」
なんてCMが流れてくると「あっ、あれ食べたい!!」。深夜
映画を見ていると、ちょっとダレてきたところでカップラーメン
から湯気がたっている映像に、ツルツルっと気持ちのいい音。
「ああ、腹へったぁ」。


 とにかく、どれもこれも美味しそうに見えるのは、CMの作り手
が凝らすさまざまな工夫のおかげである。特に湯気は冬の鍋物を
はじめ臨場感たっぷりに心をそそる。本当なら、熱い湯気でカメラ
のレンズが曇ってもよさそうだが……。


 たいてい湯気のかわりに使われるのがドライアイス。カメラの
死角となる鍋の後ろに置き、いかにも鍋から立ち上がるように見せ
かけているのだ。また、実際に熱い食べ物でも、カメラを回して
いるうちに確実に冷えていく。そのときは、圧力鍋の改良品のよう
な湯気出し器で、湯気を送って撮影することもあるとか。鍋物の
中身だって、軽いものは浮かないように華道で使う剣山に差してお
いたりすることもあるようだ。


 匂いを送ることのできない画面で、もうひとつ大きな武器が音。
特に発泡系のドリンクでは、あのシュワシュワという音は欠かせ
ない。音は別録りにして大きくできるとして、それに合わせて
盛り上がる泡も、本物でないことがある。とくに泡の大切なビール
では、卵白に塩を混ぜてかき混ぜた泡だと、濁りなく純白になる
ので、それを本当の泡のかわりに使っているのだ。


 インスタント食品系では、パックされる前のドライフード類が
山盛りに持ち込まれ、その中から色や形がきれいでととのったもの
を選び出して撮影に使う。カップ麺のチャーシューなど、実際の
商品とCMのものとあまりに違いすぎる気がすることがあるのは、
そのようなウラ事情からだったのである。