▼1 三井vs三菱~「商人」と「武士」のライバル関係 | ぐーすけとりきのブログ

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 江戸期の商人が創立した三井グループは、シビアな商人気質
を受け継ぐ能力主義が特徴だ。当初から三井家は、資本は握って
いても経営は有能な人材に任せていた。このことが、日本最大
の財閥に成長した最大の要因だ。一方の三菱グループは、創始者
が武士の政商であったため、政府中枢との結びつきが強く、国家
への貢献を重んじた。敗戦を迎えるまでの日本の国策、つまり軍
需産業を中心に事業を拡大させていくことになる。財閥解体まで宗家当主が経営を支配していたので、系列内の結束も堅い。
これらのことから俗に「人の三井」「組織の三菱」といわれる気風が育まれたようだ。


 戦後の財閥解体後は、それぞれ企業グループとして再結成。
三菱の政治力と結束力は、高度成長期の海外進出などで強力な
力を発揮した。しかし、バブル崩壊後の金融破壊は、これら
巨大グループを直撃。厳しい時代を生き残るためには、旧財閥
の伝統的な経営方針やプライドは、かえって足かせになりかね
ない。旧財閥の閉鎖性を打ち破るような新たな再編成も期待される。


         【三井】
創業者……………三井高利(商人)
創業人……………1673年
創業時の事業……呉服店(江戸・日本橋)
シンボルマーク…「丸に井げた三文字」(別称・丸に井筒酸。
        丸は天、井ゲタは地、三は人を表し、「天地人」
        の三方を意味する。
社風………………人の三井
        番頭に経営を一任してきた歴史
         ↓
        能力主義による人材登用を重視し、開放的な社風。
        戦前は日本最大の財閥
得意な事業分野…金融、商業部門を中心に事業を拡大
         ↓
        銀行や商社部門に有力企業


         【三菱】
創業者……………岩崎弥太郎(武士・郷士)
創業年……………1870年
創業時の事業……海運業(土佐藩)
シンボルマーク…スリーダイヤ
        創業時の九十九商会が船旗号として採用した
        三角菱のマークが原型。岩崎家の家紋「三階菱」
        土佐山内家の家紋「三つ柏」の組み合わせに
        由来
社風………………組織の三菱 
        戦後の財閥解体まで三菱家当主が経営の実権を
        握る
         ↓ 
        強い組織内の結束力。戦前は三井に次いで2番
        目の規模の財閥
得意の事業分野…国家への貢献を重視してきたため、軍需産業を
        中心に事業を拡大
         ↓  
        重化学工業分野に有力企業