巨匠、宮崎駿監督の最高傑作の1つである「天空の城ラピュタ」
鉱山の町で働く少年が、少女とともに世界を滅亡から救う大活劇
だ。いまでも世界中で人気の高い作品だが、実は、作中に登場する
空中都市の「ラピュタ」がスペイン語で「売春婦」を意味するため
海外版のDVDでは「天空の城」というタイトルしか使われてい
ない。
そもそも、ラピュタのネーミングは、スウィフトの「ガリヴァー
旅行記」第三章に登場する飛行島ラピュータ(Laputa)がもとにな
っている。小説の中では「位の高い統治者」の意味だと説明される
が、実際は皮肉屋のスウィフトが「売春婦」をもじってつけたらし
い。
宮崎駿によれば、天空の城を舞台にした作品を考えた際、同じく
空中都市が登場する「ガリヴァー旅行記」を思い出し、そのまま
「ラピュタ」の名前を使ったという。少なくとも、裏に、「売
春婦」の意味が有ることを知った上で名づけたわけではないようだ。
実際、前述のとおり海外では「ラピュタ」の名称は隠されている
が、劇中には、「LAPUTA」と書かれた絵画を主人公が指差すシーン
がある。せっかくの配慮も台無しだ