日本にマクドナルドが上陸したのは1971年。
以来、あっという間に日本人にハンバーガーなる食べ物を
浸透させたのはご存知のとおり。その陰には、客のニーズ
や心理をたくみに読んだ新製品開発があったことは
いうまでもない。
たとえば、マックシェイク。あのアイスクリームの混ざった
飲み物なは、次のような周到な計算がなされている。
マックシェイクをはじめて飲んだ人は、味はともかく、
飲みにくい、と感じたはず。とくにアイスクリームが
溶けない初期の段階では、ストローで吸ってもなかなか
口の中に入ってこない。短気な人ならイライラするほどだが、
じつは、これ、わざと吸いにくくしてあるのである。
なぜなら、「人間がものを吸い込むとき、最も美味しいと
感じるのは、赤ちゃんが母乳を吸い込む時の速度」というのが
マクドナルドの考え方だからだ。
つまり、マックシェイクを飲む時、人は赤ちゃんに戻り、
ゆっくりとその味を楽しむことができるというわけである。
ゆっくり飲まざればを得なければ、その間にハンバーガー
でも食べようかという気にもなろうものである。