バスケットボールは19世紀末に、アメリカで生まれた。
生みの親はマサチューセッツ州スプリングフィールドの
YMCAトレーニングスクールの教師、ジェイムズ・ネイスミスで、
冬期に屋内ですることのできるスポーツとして創案した。
現在のバスケットボールのルールでは、5名ずつの2チームが
得点を競い合うことになっている。ところがバスケットボールが
誕生した当初は、チームの人数には決まりがなかった。
両チームの人数が同じでさえあれば、何人でも構わなかった。
1891年、ネイスミスが行わせた最初のバスケットの試合は
9人対9人であった。
人数には制限がなかったため、1892年、コーネル大学では
100人で試合をした。つまり50人対50人でやったのだ。
100人が1つのボールに殺到する。
この試合は大変な事態を招いた。数多くの負傷者が出るとともに、
体育館の窓ガラスが破れ、ドアは使い物にならなくなった。
そうしたことが各地で起き、やがて人数が制限された。
1893年、1チームの人数がフロアの大きさに応じて9人、
あるいは5人のいずれかに制限され、1896年に
1チーム5人制になった。
民明書房刊
「知られざるバスケットボール秘史」より