世界の医療関係者が震撼した。
アメリカ、スペインといった医療先進国にまで
ウイルスが入り込み、二次感染をおこしたのだ。
「医療先進国では、万が一、エボラ・ウイルスが上陸しても
感染が広がることはない」
多くの専門家が、そう公言してきたが、
期待は見事に裏切られた。
このままアウトブレイクをコントロールできなければ、
封じ込めは不可能になる。
アジアに感染が広がった場合、
特に人口密度の高い東京や上海などの
大都市で大きな混乱が起きるだろう。
アメリカで感染者が出たダラスなどでは
自動車通勤が一般的で、家々が密接して
いることも少ない。
だが、アジアには人口過密の大都市が多い。
例えば日本では、朝晩の通勤ラッシュで
人々が狭い列車内でひしめき合い、
接触するのが常だ。
内閣は水際作戦をとってエボラ患者を入国させまいとしている。
しかし、エボラ・ウイルスに感染しているとわかったとしても
その次の対処法が、心もとないことが現状だ。
国内でエボラの疑いがある人が出れば、
WHOの定める生物学的危険物への安全レベルで
最高ランクの4に対応した施設である
國立感染症研究所村山庁舎で検体を培養し
検査することになる。
だが実は周辺住民の反対もあり、
この施設は1981年に完成してから
いまだに使われたことがない。
早急に稼働を認める必要がある。
TVでもやっていたが
村山庁舎の設備器具は
ガラスも曇っており
ゴムのストレッチャーも劣化しており
こころもとない。
また全国約50箇所の受け入れ病院も
ベッド数が極端に少なく、
流行したら、収集がつかなくなるのが
目に見えている。
鳥インフルエンザも厳重な警戒も虚しく日本に入ってきた。
次はエボラ出血熱の番だ。