空に向かって撃った銃弾はどうなるのだろうか?
もちろん、上に向けて撃った弾はいつかは落ちてくるし
それなりに「危ない」といえる威力が残っている。
空に向かって撃った弾は上昇しながら少しずつ速度を落とし
その後は、落下しながら速度を増していく。
しかし空気抵抗があるので打ち出した時と
同じスピードにはならない。
空気抵抗は速度が上がれば増えるが、
弾が地球に引かれる力の大きさは変わらないので、
ある程度の速度でその2つは釣り合い、
落下速度の上昇は止まる。
その後は一定の速度で落ちてくる。
この「空気抵抗と重力が釣り合う速度」を終末速度という。
警官が持っている拳銃の弾は38SPL、およそ8gで
主な材料は鉛だ。
計算上の都合で球形になってないと計算できないので
直径1cmの鉛でできた球体だと仮定する。
計算すると、終末速度は61m/sとなり
8gの弾がその速度で落ちていくと威力は15Jとなる。
野球の硬球のデッドボールと
いうことになろうか。(51km/hくらい)
もっとも野球の球より小さくて尖ったものなので
怪我の度合いは変わる。
おおきなタンコブができるか、皮膚が裂けたり
弾がすこしめり込んだりする程度のものと思われる。
しかし、これが「警官の持っている拳銃」ではなく
マグナム弾や機関銃であると話は変わってくる。
弾が大きく重くなれば週末速度も増し、
落ちてくる弾の威力も生命に危険の及ぶレベル
にまで上がる。
実際にアラブ諸国やフィリピンでは
落ちてきた弾で死傷者がでているそうな。