あれはどんな勲章をもらっているか
ひと目でわかるようにしているものである。
勲章のリボンの部分を胸につけているものだ。
受章した勲章・記章の全てを日常佩用することは
実用的ではなく、
破損や紛失の危険も伴う。
しかし、一方では受章者には自己の受賞歴を
誇示したいという要求もあった。
そこで、式典等礼服を着用する場合以外は、
略綬を日常的に着用して正式の勲章・記章の佩用を
省略するようになり、
特に各国の軍隊で普及した。
このようにしたことで、常装でも何の勲章・記章を
受章しているのかが確認でき、
その着用している軍人の功績や経歴を窺い知る
ことができるようになったのである。
略綬はなにも近代国家の軍人のみがつけている
ものではない。
ネイティブ・インディアンは、裸のため、勲章として
羽飾りを頭部につけていた。
またボルネオのインディオは勲章の代わりに
人骨を鼻飾りにしていた。
民族や文化が違っても勲章は軍人にとって
必要なものなのであろう。