ぐーすけは川釣りをしていて、ハヤを釣ったことがある。
川の水ごと家へ持って帰って、水槽へ入れ、
新鮮な水を常に供給しようと、水道水を
タラ~と流しながらおいていた。
そしたら、次の日にはハヤはプカプカとうかんで死んでいた。
教訓、魚は水道水をそのまま使うと死んでしまうのだ。
歳月は流れ、縁日で、おそらくビニールが破れたのであろう
金魚がアスファルトの道の上でピチピチはねていた。
それを親父が持って帰って飼育し始めた。
といっても飽きっぽい親父のことだから
飼育の担当は俺に回ってきた。
前のハヤのことを教訓に
まず今金魚がいる水の水温と
移し替える水槽の水温を一致させるため
半日くらい置いておく
また、水道水のカルキをとばすために、
一日、水道水を、バケツに入れて
空気にさらしておく。
これでOK。
エアーポンプは使わなかった。
金魚は順調に生育し、
5~6匹になるくらい繁殖した。
背びれや尾びれに綿みたいなものが
できる病気にかかったが、根性で
一匹、一匹手で取り除いて完治させた。
そしたら、疑問が沸いてきた。縁日の金魚すくいは
どうして金魚が死なないのか。
おそらく移し替える水槽の温度を一定にしておき
カルキ抜きを使っているからだろう。
エアーポンプも使っている。
トラックに積み込んで水槽に移し替えなければならない。
なかには体調を崩して死んでしまう金魚もいるだろう。
死んだ金魚は闇から闇へ、葬られてしまうのか。
金魚も大変である。
ちなみに、ぐーすけ家の金魚は10年くらい生きたが
ぐーすけが東京に出ていったので、オヤジが管理をしなくなり
次の年、里帰りしたら金魚の水槽は空っぽになっていた。