ティルト・ローター(垂直離着陸が可能なヘリコプターと速度性能と航続距離にまさる
固定翼機の特徴を併せ持つ機能)は
1940年代から、アメリカの航空機メーカーを中心に研究されてきた技術だ。
しかし、いくら開発、研究を進めても、ローターを傾けたときの安定性が
確保できず、実用化には半世紀以上の時間がかかった。
それでも米軍が、配備を進めるのには、オスプレイが戦略的に欠かせないからだ。
現行の輸送ヘリの3倍(3500キロ以上)もの航続力と5割増しの最大速度、
完全武装の兵員24名の積載能力は、台頭する中国に対するアメリカの
即応体制に不可欠だ。
地勢的に対中国の最前線である日本に配備を進める理由もそこにある。
メーカーとしては採用から配備まで終わり、あとはメンテナンスだけだ。
といっても「未亡人製造機」といったレッテルが貼られているだけあって
修理の回数も多そうだ
軍産複合体からバトンは米軍に渡った。
以下、下巻に続く