あなたのココロの
パーソナルトレーナー
心理カウンセラーのかとちゃんです。
ボクには
「でも」
という口グセがあった。
人のハナシを聴いていて、
自分が話す時のアタマに
「でも」
「でもさ」
とつけてしまうクセ。
「でも、それって…」
「でもさ、自分の場合は…」
これって、だいぶ感じワルイ。
なぜならば
相手への “否定“ になる。
相手のハナシを遮って
「オレのが正しい」
と言っている。
しかし
ボク自身にそんな自覚はない。
なんなら、
気分よく話している。
なぜならば
「でも」と相手を否定することで
「優越感」を感じているから。
自分の「でも」に気づいたのは
8年ぐらい前。
とある女性に
「あなたの話し方は感じがワルイ」
「否定されている気がする」
と指摘されたから。
大きなショックだった。
そこから
「でも」
が自分の口グセで
相手の話を遮り
否定してばかりだった自分が
いたことに気づく。
特に、会社の部下には
めちゃめちゃやっていたと思った。
いつでも相談に来てもいい。
新しい提案を持ってきて欲しい。
と言いながら
部下が話したあと
「でも、それってさ…」
と自分の意見をまくしたてる。
そして優越感にひたる。
そして、いい上司のつもりでいる。
こんなことやってたら
そりゃあ部下も離れていくワイと
愕然とした。
*
さて、
ある日、心理療法を受けた時
これをテーマとして
扱ってもらったことがあった。
思い出したのは
学校の先生に
何か「わーーー」と
まくしたてられて、
それに
「でも…」と
言おうとすると、
「でも、じゃない!」
と怒られる、というシーン。
いつも
「でも、ちがうもん」
みたく言おうとして
「口応えするな!」
と押さえつけられて来た想い。
「でも、ボクのせいじゃない」
「でも、ちがうんだ…」
「でも、病気がツラかったから…」
「でも、でも、でも、でも」
そこで自分は
自分のことをとてつもなく
「わかってもらえない人」だと
思っているんだと感じ、
そして、その気持ちを
抱えたまま、大人になっている。
だからいつも
「でも」
が出てくる。
*
気づいてから
その「でも」が
スッキリなおったのかと言えば
そーじゃない。
話せば
あちこちに出てくる
「でも」に悶絶しながら
「でも(BUT)」と言いそうになると
「そうなんだ、それで(AND)」
にする練習を
一生懸命してきた。
「アナタはこうしたいんだね」
「でも、ボクはこうしたい」
ではなく
「アナタはこうしたいんだね」
「それで、ボクはこうしたいよ」
「私、海が好きなの」
「でも、ボクは山が好き」
ではなく、
「私、海が好きなの」
「そうなんだね、ボクは山が好きだよ」
こーやって
繰り返し繰り返し
今は、だいぶフツーに言える。
そうしたら
勝手に「わかりあえる」ようになって
ボクの中の「わかってほしい」が
成仏していった。
*
きっと同じような人
いると思う。
過去の「わかってもらえない」気持ちが
成仏してない、「でも」が口グセの人
「でも(BUT)」を
「そして(AND)」にしてみる。
やってみると、
いま、ひとりぼっちで
戦っている世界から
出られるかもね(^ω^)
☆かとちゃんの書籍