あなたのココロの
パーソナルトレーナー
心理カウンセラーのかとちゃんです。
ココロのことを学びだしたりすると
「メンタルブロック」やら
「ビリーフ」やら
ボクの本で言えば
「思い込み」やら
といったコトバを知ったりして
「ああ！こんなブロックが
あったから、私は動けなかったのか」
「このブロックのせいで
いつも同じパターンを繰り返していたのか！」
と気づいて
ずいぶんと自分の人生の謎がとけたりします。
気づいたことで、
それだけでかなりラクにはなったり
するのですが、
とはいえ、
そのブロックが
カウンセリングやら心理療法やらで
なかなか外れないとなると
今度はその
「ブロックさえ外れれば…」
という思考にとらわれていきます。
例えばボクの場合だと
むかーし、
とある心理系の学びの中で
「人に近づいてはいけない」
という禁止のブロックがかかっている
と言われました。
対人恐怖があったので当然ですよね。
で、それを知ったことで
ラクにはなったのですが、
今度はそれがいつまで経っても
何度カウンセリングを受けても
はずれないので、
あいかわらず
人と話しては恐怖にとらわれる自分を
「ブロックがはずれないダメなやつ」
と自分を責め
「ブロックをはずせないダメなセラピスト」
と他人を責めて
あっちのカウンセラー、
こっちのセラピストへさまよっていました。
そして
何度も何度も人と話すことに挑戦しては
あいかわらず強い恐怖を感じて
撃沈する自分を見て
「ダメな自分」を
確認し続けていたのです。
これ、何やってるか
わかります？
「対人恐怖症でダメな自分」が、
「禁止のブロックを持つダメな自分」
にすり変わっただけ。
以前と全く違わず
ブロックを ”使って”
「自分責め」を続けるという
本末転倒状態で、
「自己否定」のループにハマっているだけです。
自分原因説、自分悪人説から抜けられていません。
そりゃあブロックが外れるに
こしたことないんだけど
それって、
もちろん腕のいいセラピストに
出会うのも大事なんですが、
その前にやることは
「そんな自分を”ゆるす”こと」
なのです。
何度も言ってますが
「◯◯をしてはいけない」といった
ブロック（ビリーフ）は
強いショックや恐怖、不安を
継続的にまたは単回的に感じた時に
「自分を守るため」に出来上がった
ものです。
生命の防御行動として出来上がって
いるのです。
だからそれを
持っている自分にかけるコトバは
「ブロックのある自分はダメ」ではなく
「ブロック作って、
よくここまで生きてこられたな」
「よくがんばってきてくれたな」
なワケです。
そして、「守っている」のだから
自分を責めて攻撃すると、
「より守りが固くなる」
ということがおきる。
だからより、頑なにはずそうとしない。
だから、まず第一にやることは
「人に近づいてはいけない」
と心を固めている自分を
ねぎらい、ゆるす こと。
そして、その状態の自分を
そのまま受け入れて
「じゃあ、今の人に近づけない自分のまま
ラクに暮らすには、ラクに生きるには
どうしたらいいだろう」
と考えて、
安心、安全を感じられるよう
環境を出来る限り整えること。
その上で、
守りをゆるめた状態で
少しずつ、
セラピーやらカウンセリングやらを受けて
少しずつ、ブロックがゆるんでいき
ある時にその人に
本当に必要なピッタリのタイミングで
ブロックを手放すことができるのです。
と、ボクは思ってるのよね。
「人に近づいてはいけない自分」と
「足が遅い自分」は同じです。
「あなた、足が遅いですよ」
と教えられて、
「足が遅い自分はダメなんだ」
とは責めないですよね
（責める人もおるかも）。
足が遅かったら
足の早い人たちばかりの中にいたら
毎日シンドイでしょう。
だから
足が遅くてもいい環境に行く。
無理しなくてもいい状態に
できるだけして、安心安全を感じてみる。
その上で、
「足もっと早くなりたいな」
と思ったら、
自主トレーニングなり
トレーナーをつけてフォーム改善したり
と続けていって、
それなりに「速く走れる自分」になっていくのです。
当然ですよね。
これがココロのことだと
当然だと思われない。
ココロを改善すれば
ブロックさえはずれれば。
それって、
あいかわらず
「自分を責めたい」だけですよ。
なんでも「ココロのせい」にしない。
自分を悪人にしない。
ブロック（ビリーフ）を知ることは
自己理解にとても大切なこと。
でもその知識は
自分を
「ゆるし」
「ねぎらう」
ために使うのです。
これまでよくがんばったね（＾ω＾）
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