あなたもココロとお友達。
心理カウンセラーでライターの
かとちゃんです。
「仕事できない」自分がキライ
「アタマの悪い」自分がキライ
「つまんない」自分がキライ
「ブサイク」な自分がキライ
「空気読めない」自分がキライ
「子ども叩いちゃう」自分がキライ
「すぐキョドっちゃう」自分がキライ
「対人恐怖」な自分がキライ
：
：
そして、
「うつ」の自分がキライ
「パニック」の自分がキライ
「病気」の自分がキライ
そんな自分がキライな人。
受け入れられない人。
そしてそんな人が周りにいる人。
ぜひ読んでみてください。
今日のハナシは「アトピー」が切口ですが
「アトピー」を
自分のキライな部分に置き換えて
読んでください。
そしてもしあの人に聞かせたいな
と思っていただけたら
ぜひシェアしてください。
日本最大級のアトピー性皮膚炎患者団体
アトピーフリーコムの会報誌
『あとぴーフリーコム第３０号 2016.3』に
掲載された「かとちゃんの心理エッセイ連載第３回」を
ちょっと長いですが全文載っけます。
◎連載エッセイ◎
かとちゃんの心理学エッセイ
～ アトピーとココロ ～ No.3『戦いから降りる』
かとちゃんの心理学エッセイ
～ アトピーとココロ ～ No.3『戦いから降りる』
こんにちは、心理カウンセラーの加藤隆行（かとちゃん）です！
一昔前と違い最近では＜ストレス＞と病気が関係しているということは医学界でも常識となりました。胃潰瘍などが分かりやすい例で、ストレスは胃に穴を開けてしまうほどの強い力を持っています。
そんなストレスがアトピーにも影響することは、アトピー当事者の方なら誰しもが体感していらっしゃるのではないでしょうか。仕事や家庭でストレスが溜まってくると痒みが増しアトピーの症状がひどくなるという方も多いと思います。このアトピーとストレスについては本10冊分くらい話したいことがあるんですがｗ、今回はその根本的なところを、ひとつだけお話したいと思います。これはアトピーだけでなく他の病気であったり、「自分が嫌い」という方にもそのまま当てはまるお話です。
１．『アトピーである自分』との戦い
＜ストレス＞には、痛い、熱い、寒いなど環境的、身体的なものも存在しますが、人間はそれらを知恵で克服することができます。普通に日本で暮らしている方で、そのようなストレスが常にあるという人は少ないでしょう。ですので、社会的な動物である人間が受けやすいストレスとしては、『人間関係』からくる精神的なものが大きな割合を占めます。
イヤな人、きらいな人、そういう“自分の思い通りにならない人”が近くにいるだけでどんどんストレスは溜まっていきます。そしてそんな思い通りにならない相手役というのは、実は他人だけでなく＜自分＞だったりもします。
幼少期よりアトピーだった私はずっと『アトピーである自分』を嫌って来ました。「アトピーではダメだ」「アトピーでは好かれない」「アトピーだからできない」「またアトピーのせいで…」。だからアトピーをなんとかしようと必死でした。あらゆる治療法を試してアトピーを排除することに躍起になっていました。 つまり『アトピーである自分』と戦ってる状態でした。
これはつまり「自分」から分離した『アトピーである自分』がいつも近くにいる状態。キライな人、思い通りにならない敵がいつもココロの中、すぐ隣にいる状態なんです。自分の望んでいる「健康な姿」と違う、この忌々しい『アトピーである自分』。すっごくイヤな上司や姑がずっと近くにいるようなものです。
ある日私は、この状態こそがそもそものストレスだったということに気がつきました。ストレスになるからアトピーが悪化する。さらにそれが痒くて辛くて眠れなくて身体的ストレスにもなって…と無限ループの中をさまよっている状態でした。
敵が近くにいるとソイツばかりを監視してしまい、ソレ以外のことが見えなくなっていきます。そして敵との戦いにお金も時間も人も精神力も自分のすべてのリソースをつぎ込んでいってしまいます。意識をそこにフォーカスして他に使う余力がなくなっていってしまうのです。
これは言ってみれば「国同士の戦争」と同じと言えます。国は戦いに突き進んでいくことで国民も資源も疲弊、枯渇していきます。戦争というのは国家の緊急事態なワケですが、アトピーの人はその異常な状態があたりまえになっていて、常にココロは戦闘状態にあるということなのです。さらに幼少期からアトピーであればそれがあたりまえすぎて、本人はその状態にあることさえ気がついていない可能性があります。
そして時にその戦争に勝ってしまう人がいて、その勝った人は声高にそれを主張します。だからみんながそれが正しいと信じてしまい、戦争に資源を投入し続けてしまうということもあります。
■『アトピーである自分』との戦いから降りる
すぐとなりにいる嫌な人＝『アトピーである自分』、これを戦うべき敵だと「自分」から分離している以上、いつまでたってもその戦闘は終わりません。
じゃあどうすればいいか？ ぜひ一度その戦いから降りて欲しいんです。
「アトピーだからダメな自分」
「アトピーである自分が嫌い」から
「アトピーである自分も自分」
「アトピーである自分もOK」へと
自分をまるっと一回受け入れて欲しいんです。
「アトピーで不完全である自分でもいい」
自らを受け入れ分離した自分をひとつに統合できたときに、はじめて自分との戦いから降りることができます。いつもストレスの中にいた状態から解放されます。
こういうことを書くと「じゃあ治さなくていいんですか(怒)！！」って人が出てくるのですが、これは決して「治療法を探さなくていい」と言ってるワケではないんです。一度その戦いから降りてみませんか、戦っているのは「言うこと聞かない姑」じゃなくて「アナタとアナタ」なんですから、アナタ次第ですよ、というハナシなんです。
「アトピーは一緒に人生を歩んでいく仲間だ」と受け入れてみる、そこからがスタートラインです。戦争のない平和なココロを取り戻してから、あらためて自分に適した治療法を探して行けばいい。漢方を試してもいいし、食事療法を徹底してやってみるのもいい。でもそれを自分との『戦いの道具』にしないで欲しいんです。自分がアトピーと仲良くなるために、ラクに楽しく生きられるために治療して欲しいんです。
■ 周囲の方へ：『アトピーでもいい』
最後はアトピー患者さんの周囲の方、ご家族、友人、パートナーのみなさんにお願いしたいことです。
本人がアトピーであることを受け入れられる助けになってください。
無用に戦争に突入していくことに加担しないでください。
「治るといいね。でももしアトピーのままでも、
アナタは私の大好きなアナタだから大丈夫だよ。」
そう伝えてあげて下さい。その想いで接してあげてください。
キモチはわかりますが「アトピーを治さなきゃ」って悲痛な顔でお子さんに接しないでください。「ワタシはお母さんを悲しませる子なのだ、このままのアトピーの私ではダメなんだ。」と思わせないであげてください。
そしてアトピーの当事者にお願いしたいのは、
「自分だけでがんばらず、周りに勇気出して頼る。」
「頼ることに罪悪感を持たない。」
周囲の人たちは、
「ちゃんと頼らせてあげる。まず受け入れて安心させてあげる。」
「病気に負けずに、がんばれ！」ではなく「病気ツラいけど、一緒に治していこうね。」って言ってあげてください。医学でも他の治療でも治すことの難しい慢性疾患であるアトピー。だから「がんばる」前にそれを受け入れられる助けになってあげる。現状を否定せず「一緒に幸せにになろうという気持ち」で接する、それが大事なんです。
これがアトピーの人と、周りの人たちがお互いを受け入れ幸せにに生きる方法です。あなたも周りの方ももうみんな十分にがんばってきましたから、まずはその戦いから降りましょう。
そしてアトピーとの戦いから降りると、戦場では見えなかった様々なことが見えてきます。
・周囲の優しさ
・社会への信頼
・自分が頑張りすぎていたこと
・私はアトピーを使って何を訴えようとしていたのか
・アトピーだったからこそ養うことが出来た「人への優しさ」
・新しい治療の可能性
・自分が孤独でなかったこと、そして仲間たちの存在
がんばり過ぎていた時には見えなかった、そんなものたちが「あった」ことに気がつきます。そこからが本当のスタートとなります。
アトピーの人って優しいんですよ。アトピーの人って才能にあふれています。アトピーの人ってスバラシイんです。だからそんな自分を認めてあげて、戦いより平和を選んで生きていきましょう。
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『３月の個人カウンセリング予定』 更新しました。
病気のお悩み、自分がキライという方、
お話しお伺いさせてください＾＾
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【かとちゃんイベント情報】
◆アトピーと仕事フォーラム
【日時】２０１６年３月１３日（日）
１３：００～１６：００
【場所】西早稲田パークタワー２階集会室
早稲田駅徒歩８分
「アトピーの人がラクになる職場でのココロの持ち方」
というオハナシをしまっす。
詳細は → コチラ
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【日時】２０１６年３月１３日（日）
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【日時】
２０１６年 ３月２１日（月祝）
１２：３０～１４：３０
【場所】
市川市八幡市民談話室 5F 集会室４
●本八幡駅：東京駅から総武線で２４分
お申し込み → コチラ
「千葉会場 3/21(月)12:30～14:30 かとちゃん」から
【日時】
２０１６年 ３月２１日（月祝）
１２：３０～１４：３０
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【楽しく笑って(^ ^)人生のカンチガイに気づく】
◆かとちゃんカウンセリング受付中！
アナタの本当のココロの声を「ことば」にしてお伝えします(^ ^)。一回でも大きな効果があると評判です。何度でも読み返せる詳細なレポートつき。
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