テクモが出したこの忍者アクション、微妙である。
忍者龍剣伝プレイ動画
このゲーム、刀で敵を倒していく忍者アクションで、雑魚は一撃で死ぬためにテンポが良く、手裏剣や回転斬り
などの忍術を駆使しながら戦うのは楽しく、壁に張り付いて建物を上っていくなど、ステージ構成もなかなか面白く、
ステージの合間にはリアルなイベントが流れるなど、当時としてはなかなか画期的なゲームに仕上がっている。
しかし、雑魚の数が多く、敵に当たると軽く吹っ飛ばされるために敵に当たって落ちて死亡、というパターンが多く、
特に至る所に登場する鳥は非常に邪魔で、敵を倒してもすぐに復活したり、ステージ4辺りになるとかなり進むのが
難しいゲームになってしまっているのは非常に遊びにくい。
忍者龍剣伝II 暗黒の邪神剣プレイ動画
また、2では壁に張り付いたまま動けるようになったり分身の術が使えるようになったのは良いが、回転斬りが
なくなったためにボス戦が余計難しくなり、2面の風にうまく乗らないと先に進めないギミックや3面の画面が
暗くなって足場がわかりにくくなるギミックはやりにくく、ラスボス戦はやたら長いくせに死んだらかなり前に
戻されるなど、相変わらず遊びにくい作りなのは何とも進歩が見られない。
忍者龍剣伝III 黄泉の方船プレイ動画
更に、3では吹っ飛ばされる距離が短くなって雑魚の復活もなくなってパスワードで再開できるようになるなど
難易度が下がって遊びやすくはなったが、新要素はぶら下がりアクションと刀がパワーアップする程度で2の分身の
術すらなくなったのはいまいち物足りず、ジャンプがもっさりになったり敵がメカっぽい敵ばかりになったのは
いまいち面白味がなく、納得がいかない。
3作目ならやはりもっと忍者らしい色々な新アクションを使えるようにすべきであり、せっかく忍者なら普通に
和風の世界観にして欲しかったところだろう。
その後、ゲームボーイで外伝が出た以外は新作が出ず、大分経った後に3Dアクションとして生まれ変わったが、
今度は雑魚がやたら強くなるなど、更に難易度が高くテンポも悪くなって劣化したこのシリーズ。
特にNINJA GAIDEN3は色々とひどすぎただけに、そろそろ今作をリメイクするなど、横スクロールの方も出して
欲しいものである。