俺的良ゲーその21『ツインビー(ファミコン版)』 | 俺的糞ゲー処刑ブログ

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※このブログは、独断で決めた糞ゲー(クソゲー)を処刑し、良ゲーを褒め称えるゲーマーのためのレビューブログ(たまにゲームと関係ない話あり)である

ツインビー
ゼビウスは糞ゲーだったが、このシューティングは良ゲーである。

このゲーム、ゼビウスと同じ縦スクロールシューティングなので比較して語るが、
ゼビウスはパワーアップ要素のない単調なゲーム展開だったのに対し、こちらはベルを取ってパワーアップ
できる要素が加わり、大幅に楽しさの幅が広がっている。
また、ゼビウスはステージのメリハリがなく、だらだらと続くゲームだったが、こちらはステージ制になり、
ステージの最後にボスが登場するなど、印象に残るステージ作りがなされている。
更に、死んだ時はその場復帰のために毎回戻されるということもなく、敵はフォークやドンブリだったりと、
よりゲームを楽しませる工夫がなされている。

2Dシューティングというのは、基本的に強制スクロールでひたすら敵を倒していく、というゲーム性のため、
単調になりやすい。また、見た目も自機が戦闘機で、敵は戦車や戦艦などが多く、どうしても地味になりやすい。
その点、このゲームの場合はキャラや世界観を現実ではありえないファンタジーにしたり、ベルを打って色を
変えて任意のパワーアップをさせるシステムや、パワーアップ時に音楽が変わる要素を取り入れるなど、
色々と問題点が改善されている。
残念ながら、アーケード版は1面の海のグラフィックが致命的に見にくいため、いまいちおすすめできないが、
ファミコン版は今でも十分に遊べる良作シューティングである。

その後、このシリーズは人気のシューティングとして数々のシリーズが作られたが、ツインビーヤッホー!を
最後に作られなくなってしまったのは非常に残念である。
オトメディウスを見る限り、今のコナミにまともなシューティングを作る力があるとは思えないが、Wiiウェアの
グラディウスリバースを作ったM2ならば、そこそこのものが作れるかもしれない。
現在は、ボリュームの少ないシューティングをフルプライスで売るのは難しくなっているが、それならば、
ダウンロード専用タイトルとして、低価格、低予算で出していって欲しいものである。