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お彼岸のある日、母と一緒に母の実家の墓参りに行った。
その道中で母が母方のルーツや親戚の話をし始めた。
今まで全く興味がなかったが、
もし母が亡くなった時どの辺りの親類まで呼べばいいのかわからないと困ると思いながら仕方なく(←言い方)聞いていた。
(田舎あるある???
親戚や近所の人を下の名前で呼びません?
そうすると誰が誰の子供で、どれとどれが夫婦かさっぱりわからなくなる。だから、長く話を聞いていると頭が痛くなる。)
そうしたら
私が子供の頃から母方の実家に対して抱いていたことと真逆の話が次から次へと語られていった。
私は子供の頃から代々の名家や学歴のある家柄、ザ・お金持ちの雰囲気など地位や名誉に対する憧れを持っていた。
自分の家はサラリーマン家庭。父母どちらの実家も兼業農家で、私の憧れる要素が残念ながら一ミリもなかった。
見渡す限りでは商売人もいなかったので、私には商売や経営の才能がないのも仕方がない…と自分の出生に拗ねていた。拗ねまくっていた。
何なら、全てうまくいかないことは家系とか出生のせいにしてきた。
そうやって生きてきたのに(-_-;)母の話は全く違っていた。
商売上手な先祖がいたりその土地の名士だったり手広く事業をしていたり。
私が知っていることなんてほんの一部に過ぎなかったのだ。
そして、最も衝撃を受けたのは父も母もそれとは違う生き方を自ら選んでいた。
何もない普通の人ではなく
自ら選んで自分の道を歩むと決めた勇敢な人だった。
そうなると、「恵まれない環境に育った取り柄のないかわいそうな私」的な逃げ道が使えなくなる。
様々な困難なことがあると『都合のよい言い訳』を使っては被害者になり、犠牲者になり逃げてばかりいたからだ。
『都合のよい言い訳』を使えないとなると、目の前のことに向き合わないといけなくなる。これが恐かった。
あーぁ🤣🤣🤣
出来ないじゃなくて出来るんだぞ。
やれないんじゃなくてやれて当然なんだぞ。
無理かも…じゃなくて可能性ハンパねぇぞ。
あなたが信じていることは勝手な思い込みかもしれません。
出来ることならちゃんと
確認しよう。確認しよう。確認しよう。
例えば
父親のことが大嫌いでも
父親がどう生きてきたのか聞いてみると、
「クソな父親」から「不遇な環境を生き抜いてきた一人の人間」と見方が変わるかもしれない。(変わらないかもしれないけど)
そうすると呪縛が緩む。
それだけでも少し生きやすくなる。
呪縛の締め付けを強くしているのは自分。
呪縛に縛られ続けるのも呪縛を解くのも自分。
「都合のよい言い訳」がなくなってしまった。
アマゾンの荒野に一人放り出された気持ち。恐い。隠れるところがない。丸見え。
でも、慣れるしかないね。
あなたが信じていることは勝手な思い込みかもしれません。
出来ることならちゃんと
確認しよう。確認しよう。確認しよう。