4/29(日)は、コニさん・チュー太郎さん・TAO1975さんとの4人で、はるばる邸にお邪魔した。

反則的な若々しさからは想像つかないが(笑)、定年退職してオーディオ活動を熱心にやっておられるはるばるさん。
自分も末席に置いていただいた「神奈川オーディオクラブ」の中心人物のお一人であり、「ASC(アコースティックサウンドクラブ)」のメンバー同士でもある。
オフ会も、自分の周りでは一、二を争うほど頻繁にやっておられて、この日も、我々は午前中だけのお邪魔だったが、午後は別の方々がおいでになるとのことだった。
後日聞いた話では、ご家族が不在のこのゴールデンウィーク前半で30人もおいでになったらしい!!
某駅すぐ近くの一等地に建つ高級マンションにお住まいで、この時点ですでに平民の自分はすくみあがっていたのだが、お部屋はもっとすごかった。
隣の和室をぶち抜いたとかいう20畳ものお部屋に、天井高は3メートル!
電源工事、二重窓、部屋のコーナー対策(どこかで見覚えがあるが(笑)、ご自分で設計したオリジナル品)も抜かりない。
オーディオには直接関係ないが、照明や調度品もおしゃれで、さらにはベランダから広がる風景も素晴らしい・・・・・・。


かように素晴らしい空間なのだが、機器だって負けていない。
とりあえず、眼福を満たして賢者タイムに浸っておきましょうか・・・。
SACDプレーヤー:
エソテリック / K-01

PCトランスポート(3筐体タイプ):
OSはWindows 10 pro。
コントロール筐体と何かの筐体とストレージ筐体からなる特製PC。
各筐体は、見たことないハブのような機器(※1)で接続されている。
3筐体とも、外部のリニア電源で駆動する徹底っぷり。
※1 後日追記。テレガートナーの「M12 SWITCH GOLD」とのこと。



PCトランスポート(ミニPCタイプ):
こちらも、OSはWindows 10 pro。
「コントロール筐体+何かの筐体」とストレージ筐体からなる特製PC。


D/Aコンバーター(3筐体PC用):
旭化成のチップを使用(具体的な型番は忘れた・・・)。(※2)
また、クロックに、「デなんとか」とかいうすごいのを搭載(もはや説明になっていない)。(※3)
※2 後日追記。AK4497とのこと。
※3 後日追記。DuCULoN(デュカロン)とのこと。

D/Aコンバーター(ミニPC用):
3筐体用DACと同じ旭化成のチップを使用。
また、クロックに、「デなんとか」とかいうのを搭載しているのも同じ。

プリアンプ(1):
マランツ / Model7
回路設計はオリジナルを尊重してそのままにしつつ、部品だけ現代の特性のいいものに全て取り替えた逸品。
ちなみに、こういう場合はオリジナルと復刻版のどちらにあたるのかな?

プリアンプ(2):
金田式プリアンプ
詳細不明。電圧駆動と電流駆動の両方が選べるとか。

パワーアンプ(1):
詳細不明。旧ソ連軍の送信管を使用とのこと。
ひとつの筐体に2ステレオ分入っており、これ一台でバイアンプ構成が可能。
それぞれの回路で電源のON/OFFができる。

パワーアンプ(2):
金田式パワーアンプ
詳細不明。プリ同様、電圧駆動と電流駆動の両方が選べるとか。

スピーカー:
B&W / 800 D3

機器だけでなくケーブルやアクセサリ類もこだわっており、中でも皆が驚いたのが、熱心なファンも多いオーディオボード「ウェルフロート」を、ほぼ全ての機器に敷いていることだった。1本100kg近くあるスピーカーも、後述するミニPCも例外ではない。
音が気に入ったのはもちろんだが、集合住宅にお住まいの身としては音漏れ(というか低音の伝播)を気にしておいでで、そうした面からも振動遮断性能に優れたこのウェルフロートを重宝しているのだそうだ。
なお、ウェルフロートの合計額だけでくさもんはチアノーゼを起こしそうになった模様。
ただ、ウェルフロートの合計額はともかく、むやみに高い品を揃えているわけではなく、スピーカーケーブルなどはモガミ製。
音作りをする箇所があちこちにあると収拾がつかなくなるとの観点から、音作りはスピーカーとアンプに任せて、PCトラポやケーブル類などは無色透明なものを選ぶポリシーなのだそうだ。
やった、初めてこのハイエンドなシステムとの共通点を見つけた!
モガミのケーブルなら自分も3082を愛用しているぜ!100メートル巻きを頭に被ったこともあるぜーー!

で、試聴。
最新鋭のモニタースピーカーも影響しているのだろうが、プリとパワーに真空管を使用しているとは思えないキレッキレな音!
はるばるさんいわく、真空管で温かみとかを感じるのは日本くらいのもので、海外ではこうした印象が普通なのだそう。
キレキレなだけでなく、女性ヴォーカルなどはしなやかさもあり、声がどこまでも伸びる。
Eva Classidy / NIGHT BIRD

細かな音の再現性も本当にすごく、「純粋な解像度」と言う意味では過去最高レベルではないか。
ささきいさお御大は、この頃の映像は裏ビデオ並みに汚いNTSC映像のはずだが、ここの音を聴いて脳裏に浮かんだのは、ハイビジョン映像のような超高精細なイメージだった!
これは、すごいね・・・。「土と水」の3曲目「Summer Time」も聴いておくのだった。

また、定位や立体感よりも音の広がりを重視した鳴りかたで、ご本人も仰っていたが広いお部屋のどこで聴いてもほとんど変わらない聴こえ方なのも特徴。
なるほど、この広さと鳴り方なら一度に5~6人くらいお呼びしてもへっちゃらなわけだ!
さて、どうしても瀟洒なお部屋やデラックスな機器に眼が行ってしまうが、はるばるさん的に今回の主役は、お部屋の片隅にポツンと置かれたミニPCなのだそう。

以前からある3筐体構成のPCトラポと同じように、OSはwindows10 proを使用しているが、サイズもコストも3筐体PCよりずっとお手軽なこれが、なんと3筐体PCより音がいいのだそう!
ちなみに、音質の優劣に直接は関係ないかもしれないが、3筐体PCは再生ソフトにJPLAY、ミニPCはfoober2000を使用している。
同じ曲をK-01とミニPCで比較させてもらったが、たしかに、K-01よりも音の角が取れて、それでいて細かな音の再現性はより増している。
この日は3筐体PCは聴けなかったが、この違いを聴かせてもらえば、3筐体PCを凌ぐというのもよくわかる。
でも、なんでこんな小さな箱が!?!?

なお、Windows 10 proといっても、どちらのPCトラポも贅肉を極限まで落としたカスタム版で、下手したら組み込み型Windows(Windows 10 IoT)よりもすごいんじゃないかと思えるレベルだが、プロセスをそぎ落とす度に、音から余計な色付けやノイズがどんどん無くなっていくのだそうだ。
このアプローチは、TAO1975さんがお好きな「Bug head」とはいわば真逆とも言えるもので、その対比が面白かった。
今回は2時間少々のお邪魔だったが、とても濃密なひと時だった。
ミニPCの驚異的な実力は少しは理解できたつもりだが、一方で、PCオーディオに手を出せていない自分としては従来のCDプレーヤーの可能性も捨てきれておれず(笑)、K-01→ミニPC用DAC経由で音を出したらどうなるのかとかも、時間があれば試してみたかった。
これは1年後の宿題にさせてもらいましょう(笑)。ただ、そのころにはミニPCもさらに進化して逆に引き離されているかな??
それはそれで楽しみ!
はるばるさん、今回はありがとうございました。
またご都合のいいタイミングがありましたら、ぜひお邪魔させてください!
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