サービス業の景気です。
GDPへの影響は「製造業景気指数」のほうが強い(ただし賃金労働者はサービス業のほうが多いので、国内購入活動にはこっちは効く)です。
そもそも50を下回るということはほぼないです。
下回ったときすでに株価がピーク後落下をしています。
そして、その値を越えられないどころか、1年後大暴落しています。
50以下になったのは、サブプライムローン(元から返済力のない人のローン)証券が破綻ほぼ確定して大騒ぎになったした年や、新型風邪でロックダウンに実際なってからです。
サブプライムローンの返済90日延滞率(ほぼ債務不履行と判断される)16%になった、と報道されたのが2007年10月らしいのですが、2007年12月まで、この指数は「53」とかでした。
今回は、その代わり家庭のクレカの延滞率がこういう状況になっている。
(テレビで90日延滞の物は、この先返済されない、と判断すると言ってました)
7月8月9月分の貯蓄の残の増減について、公表されるのは先の話です。
苦境に立つと、消費者は支出を絞り、借金を早く返済しようとし、消費しなかった分、収入に対して貯蓄を増やす(日本化)現象があるんだそうです。
VISAの「支出勢いデータ」下落中
考えられる理由は?
「買い控え、高すぎるから」
「リボ払い枠がいっぱいになってもう新規に使えなくなった」
「支払い滞納で新規に借りられない」
貯蓄がどん底から上がり始める、っていうのは「収入が増えた」じゃなく「将来が怖くて経済に回す金を減らし無理に貯蓄した」という事なんだそうです。
今回ISM非製造業景気指数は、50.9でした。
報道で「やばい」っていうニュースが飛び交っていないわりに、ものすごく低いです。
まだ景気はいいです、って解説していたんですが、過去データ見たことないんだなって思いました。
いろいろな形で苦境は来ますが、今回は、非常識に撒きすぎた「札」に合わせて上った物価によるインフレで、投資で踊った人にはいいようにしか来ませんでしたが、投資どころではない人には苦境しか起きていないです。
サービス業がこういう状況になるのも当たり前かと思います。
日本も同様な状況なわけです。
「物価高で余裕がない」VS「給与が十分高く上昇中で、そんな人たちがどうなっているかなど見当もつかない(おおむね証券解説系はこっちのグループ)」
あと、商用ビルの価格下落と債務不履行っていうのも、引き受けたはずの銀行が、商品に再編して他の金融機関や運用機関、個人に売ってしまって、うやむやになっている部分もあり、また大統領選挙前なので小さい銀行がアップアップしていても破綻アンタッチャブルとなっていて(破綻って銀行が自分で決められるものじゃない、機関に相談にまず行く)全く報道しなくなっていますが、いまだにそのままです。
そのまま平気で進めるかもしれないし、進めないかもしれません。
投資集団全員が、どっちの道を信じるかにかかっています。
全員が「平気だ」と信じれば、このままいくし、「早めに逃げろ」と思ったら最初は情報戦で相手を出し抜きながらヨコヨコ、最後は引き取り手がゼロになって、まっすぐ落ちます。
万一、後者だった場合、過去いつでも現金が最強で、日本でも1000万貯金すると1万円利息が付きます。
アメリカならMMF1000万で50万円利息が付きます。
それ以外の物はすべて下落前よりかマイナスになります。
金でも債券でも株でも不動産でも売られ下落し、含み益があるものは、他の大損しているものと抱き合わせで全部換金されます。
でも、そうなるかなんて、予想不可能です。
景気指数以外の統計を見ていると、平穏無事なのも結構あります。
画像追記
騰落レシオはしっかりした数字
日経平均ほどは個別は堪えていないというか「勝手にやって」状態になっている
新高値>新安値 しっかりしているとしか言いようがない・・・。
月曜、上がっていく可能性感じますがどうでしょう。
ドル建てで、上のエリアで粘っている日経平均
予定は未定・・・。