毒兄 91 | 嵐ちゃん大好き~妄想物語! くるとんのブログ

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基本、潤担ですがメンバーみんな大好き!
下手くそながらお話作っとります(o^-^o)
潤くん絡みのお話達…

翔潤
末ズ
じいまご
モデルズ

お暇なら是非覗いてみてね

智がいない日

丸1日近くいないなんて初めてで

少しウキウキする

いつも智が潤にべったりだからたまにはいいもんだ



「潤、今日は俺と二人きりだぞ。喜べ!」



何も言わないけどきっと喜んでる

俺にはわかる


智に言われた通りに潤のお世話をして

潤と昼寝をして

あっという間に夜になった




「潤、風呂に入るぞ」



やっと潤を風呂に入れられる

智には止められていたけど気にしないで風呂に入れた

真っ白な潤の肌

堪らず肩辺りに吸い付いたら綺麗に染まった 


俺は試したいことがある

智がいない今日がチャンスだ



風呂から上がって潤をベッドに寝かせてからリモコンでベッドの頭側を上げる

潤は座る形になって

俺は潤の横に座り綺麗な顔を眺めてた




時計は21時を回る

智はまだ帰らない

約束は21時だったのにな




「潤、智帰らないな」



何も言わない潤

言えないのか、言わないのか

どっちだろう



「おっ、電話だ。潤、智からだぞ」



智はまだ遅くなりそうだと

もしかしたら帰りは明日になるかもしれないと言ってきた

友達が酔いつぶれてしまって介抱しなければならないらしい

二人とも日本語しか話せないから放っておけないそうだ




「ああ、いいよ。潤のことは心配いらないから楽しんでこい」



そう答えてから電話を終える



「潤、智は帰れないって。みんなと盛り上がっちまったらしい。仕方ないな」



潤は表情を変えない

変えないのか、変えないようにしてるのか



俺は智がいつもしてるように

潤の隣に横になる

照明を少し落として

ベッドもフラットにした


潤は目を開いている



「潤、寂しいか?いつも智と一緒だから寂しいだろ」


潤は目を開いてる



「智はさ、ずっと潤の世話ばかりしてるから息抜きも必要だよ。楽しんでるみたいで良かったじゃん」


潤は目を開いてる



「帰ってこなかったりして。このままずっと。日本に帰るって言い出したら…許してやろうな。智を自由にしてやろう」


潤が瞬きをする



「智には新しい人生を歩いてもらおうぜ。俺らはここで智を応援しような」


潤が目を閉じた

そのまま開かない




「潤、いいな?」



頭が動く

左右に何度も動いてる

自分の意志で動かしてる



やっぱり…できんじゃん




潤の瞳が開いた瞬間

涙が溢れてきた

両手が動いて顔を覆う



「俺の声聞こえてるな?わかんだろ?」

「…。」


「潤?」

「…。」



両手を掴んでそのまま握る

涙で瞳を濡らした潤は口をパクパクさせる



「話せるか?」

「…」


何度もパクパクさせて何かを伝えようとしてる



「声が出ない?」


コクリと頷く



「言いたいこと…あるな?」


コクリと頷く



「ゆっくりでいいから教えてくれ。何が言いたい?」



潤の口からは声は出ない

でも口の形を見て読み取る



潤が言いたいことは…




『いかないで、おにいちゃん。ひとりにしないで。そばにいて』


やっぱり智のことだった