First Love 21 | 嵐ちゃん大好き~妄想物語! くるとんのブログ

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基本、潤担ですがメンバーみんな大好き!
下手くそながらお話作っとります(o^-^o)
潤くん絡みのお話達…

翔潤
末ズ
じいまご
モデルズ

お暇なら是非覗いてみてね

風呂から上がって、部屋で漫画を読んでると潤ちゃんからメールがきた。

「まあくん、今から行ってもいい?」

今から!?
もう夜だし、潤ちゃんが家から出してもらえるはずないでしょ?

「俺が行くから!」

返信して自転車で潤ちゃんのウチに行く。


「いらっしゃい。潤が呼んだんでしょ?
雅樹くんにはいつも…ありがとう。」

挨拶もそこそこにして潤ちゃんの部屋に案内される。

「まあくん、ごめんね。」
「大丈夫だけど、何かあったの?」

潤ちゃんは、ちょっと待ってねと言って
お手伝いさんがお茶を運んできてから神妙な顔で話し始めた。

「にのね、腕は1週間くらいで治るみたいだよ」
「あっ、マジで?良かった。
アイツ、ちゃんと準備体操もしないで投げたから痛めたんだな…。」

「うん…」
「話ってそれ?」

「いや…違うけど…。」
「何? 言いにくい事?」

潤ちゃんの顔が言いにくいって言ってる。
なんだろ?

紅茶を口に含んで飲み込もうとした瞬間

「まあくんは、智とキスする時ってどんな風にしてるの?」

「!!!」

口に含んだ紅茶をおもいっきり噴き出した

「ちょっと、まあくん!」

潤ちゃんは拭くものを持ってきて、俺の服や周りを拭いてくれた。

「潤ちゃん、いきなり、なんなの?」
「だって、聞きたかったから…。」

「なんで大ちゃんだって?」
「だって、付き合ってるでしょ?」


知ってたの?
いつから?どうして?


「まあくん、聞いてるんだけど…。」
「ごめん、なんだっけ?」

「だから、キスってどうやってしてる?」
「どうって…。なんで知りたいの?」

「……。」

まさか!
潤ちゃんがそんな事を聞くって事は…。

「ニノ?」
「えっ?」

「潤ちゃん、ニノにキスされた?」
「されたっていうか…したっていうか…。」

あれっ?
保健室でキスはしてたんじゃなかった?
その時は何も聞いてこなかったのに、なんで今回は聞いてくるんだ?

「智はまあくんにどんなキスしてくるの?まあくんはどうなの?」

「どんなって…。」

前のめりになって聞いてくる潤ちゃんは
真面目な顔をしてる。
こりゃあ、ふざけてられないや…。


「唇を重ねるでしょ?」
「うん。」

「舌を 絡ませたり…」
「う…ん。どんな風に?」

「どんなって…流れだよ。あとは自分の気持ちのままっていうか…相手の動きっていうかさ…。」

俺は何を説明してるんだ?
大ちゃん、ごめん。話しちゃってるよ。

「他には?」

「……吸ったり、噛んだり…」
「噛むの?」

「そんなにがっつり噛まないよ?やんわりとね…。」
「へぇ…。」

「あとはその時の流れかな…。首にキスされたりして、そのまま先に進んじゃう。」

「首? 先に進む?」

あっ、言い過ぎた…。
潤ちゃんはそこまで聞いてなかったのに。

でも、そんな事を聞いてくるって事はニノと深いキスでもしちゃったの?

「潤ちゃんは、どんなキスしたの?」
「う…ん…。」

それから潤ちゃんは説明してくれた。
話しながら首まで真っ赤にして…。
話し終わると恥ずかしそうに俯いてしまった。

「それって、マジなキスじゃん!」

「うん…でもびっくりしちゃったんだよ
キスって唇を重ねるだけだと思ってたからさ…。」

「でも、したんでしょ?」
「だって…。」

「キスまで?」
「当たり前でしょ!そんな余裕ないよ!」


ニノの奴、なんて大胆な事するんだ?
いくらなんでも早すぎない?
でも、潤ちゃんを前にしたら我慢できなかったんだろうな…。

「潤ちゃん、どうするの?」
「何が?」

「ニノがまたキスしてきたら」
「そうなんだよ。だからまあくんに聞いてるんだよ。」

「何を?」
「どうやって応えればいいのか…わかんないんだもん。」

「俺にキスの仕方を聞きたかったから呼んだの?」

「そうだけど?」

ニノにキスされたから悩んでるとかじゃないんだ。
なるほどね…。


「ニノと付き合うの?」
「付き合うのって…言われてないし。」

「言われたら?」
「わかんない…。」

「好きじゃないの?」
「好きになっちゃいそうだけど…」

「だけど?」

潤ちゃんは悲しそうに俺の顔を見てきた。
なんでそんな顔をするの?

「まだ、終わってないんだよね…」
「終わってない?」

「まだ、整理できてないんだ」
「何を?」

「まだ心の中に翔くんがいる」
「うん、翔ちゃんねってうそ!?」

「智には内緒だよ?」

潤ちゃんは翔ちゃんを想ってたの?
いつから?
全然わかんなかった…。


「俺ね、まあくんと智が羨ましかった…」
「潤ちゃん…。」

「でもね、もうずっと前に諦めたから、
今さらどうこうってわけじゃないけど…」

「伝えないの?」

「だって、普通は!って人だよ?」

そうだった…。
翔ちゃんは理解できない人だったんだ。

「このまま翔くんが卒業して俺の前からいなくなって自然と忘れていくんだと思ってたら…」

「ニノが現れた?」

頬を赤くして頷いて照れてる。
潤ちゃんの心の中には翔ちゃんがいるけどそこにニノが入ってきたんだ。

「にのといると幸せなんだよ。暖かくて」
「襲われるけど?」

「それは…でも、嫌じゃないんだ。」
「そうなんだ…。」

潤ちゃんは冷めた紅茶をグイッと飲み干して、クッションを抱き締めた。


「まあくん、俺ね、にのを好きになっていいのかな…。まだ、翔くんを引きずってるのに…。」

「いいんじゃない?
潤ちゃんの思った通りにしてみなよ」

「うん。でも…」
「でも?」

「まあくんと智はいつもあんな事してるなんて…。」
「潤ちゃん、あのね…。」

「どうしよう…智を見る目が変わりそうだよ…。まあくんも。」
「自分だって同じ事してるんでしょ!」

「あっ、そうだった…。」

二人でクスクス笑いながら潤ちゃんが新しく紅茶を淹れてくれる。

「にのに話す。ちゃんと翔くんの事。」
「わざわざ話すの?」

「嘘つきたくないし…。それでもいいって言ってくれたら…」

「くれたら?」


「智とまあくんと一緒だね!」


その時の潤ちゃんの笑顔が最高に可愛くって、ニノじゃなくても抱き締めたくなった