恒例の来望と大文字登山 24.05.02 | 13歳の娘が骨肉腫と戦った322日の記憶

13歳の娘が骨肉腫と戦った322日の記憶

2018年12月24日に突然の告知からの入院。
その日から小児癌に負けることなく笑顔と優しさを
持ち続けた中学生の記録です。父親の私の立場から
彼女の事を少しでも多くの人に知って貰いたいそんなブログです。

 

今年も行ってきました。

来望と右大文字山登山です。

 

今年は仕事の都合で休みが長くなったので

暦では平日である「5月2日」に登山に行ける事になりました。

 

素晴らしい天気でバイクに乗っていれば

気持ちの良い風が当たり、

登山を始めればTシャツ一枚でも汗をかくほど

暖かい気候の中、

 

5度目の来望との大文字登山です。

 

平日という事もあってか、他の登山客も少なく

すれ違いがないほど人は少なかったです。

 

 

今回は写真を多めにアップしておきますね。

それぐらいに素晴らしい気候と景色だったという事です。

 

山を登りながらも

「お父さん!おそいでぇ~」と

来望に急かされた、あの日の事を思い出しながら

ゆっくりと、確実に登っていきます。

 

 

湧き水で来望が気持ちよさそうに遊んでいたり

元気が有り余ってか、

先に登っては戻ってきて、私を急かしたり

無言の私ではありますが

もしかしたら、ニヤケ顔だったのかもしれませんね

 

他の方が見たら恐怖だったでしょうね(汗

 

 

ゆっくりとスマホで撮影しながらも

展望台を目指して登っていきます。

 

何度も来ているのもあって

何があったら、展望台までの距離も解る様に

なっているので、あえて休憩しつつも

人のいない登山道を満喫しました。

 

そして、

 

 

いつ来ても、素晴らしい京都市内を満喫できる

最高の景色。

 

望遠鏡があっても楽しいのかもしれませんね。

この日は保育園の遠足で4~5歳の子供達が

お弁当を食べていたんですけど、

本当に可愛くて、「来望達もこんな感じだったのかな?」

 

来望や弟君も保育園の遠足でこの大文字の登山を

していたので、同じような感じだったんでしょうね。

 

そして、その中の園児が

「くるみちゃん!落したよ~」っておかずを落としたみたいですが

園児の中にクルミちゃんが居たみたいです。

 

どこのクルミちゃんも、少しドンくさいのかな?( ´艸`)

 

 

その後、どれぐらいの時間なのか?

来望の事をゆっくりと思い出し

彼女との時間を過ごしました。

 

周りに人がいないので感情を吐き出すのも気楽で

素晴らしい時間となったのは良かった。

 

その後、ユックリ休憩して下山。

 

久しぶりに京大病院にお邪魔してきました。

平日ですので外来の方も多くて

色々な感情になりましたが、この場所は来望を繋ぐ

本当に大事な場所ですから。

 

そして、

 

 

先ほどまで登っていた大文字を見ながら

入院中に来望にいった

「お父さんの今の夢は来望とまた大文字に登る事やねん」

って言った時の来望の表情は未だに覚えています。

 

ただ・・・

本音では、もう無理なのも解っていたんですけどね。

 

そんな事も思い出しながら

 

 

来望がココに座って外の景色をみていた事を思い出します

何を考えていたんだろう・・・

 

彼女に聞きたい事が多すぎて

またいつか聞ける日を待ちながら

頑張って過ごして行きたいと思いました。

 

また、来年。

 

楽しかったね、来望。