仲良し仲間が来望に逢いに来てくれました。ありがとう。23.11.03 | 13歳の娘が骨肉腫と戦った322日の記憶

13歳の娘が骨肉腫と戦った322日の記憶

2018年12月24日に突然の告知からの入院。
その日から小児癌に負けることなく笑顔と優しさを
持ち続けた中学生の記録です。父親の私の立場から
彼女の事を少しでも多くの人に知って貰いたいそんなブログです。

 

来望の友達、仲間が来てくれました。

後、数日で来望の4回目の命日になります。

 

そして11月2日は20回目の結婚記念日でした。

仕事から戻り、料理を奥様と一緒にしながら

 

「本当に今まで一緒にいてくれて有難う。」

「奥様と出会えて本当に良かった・・。」

 

と伝えました。

すると 「私こそ。」

 

我が家は特に結婚記念日だからといって

何をする訳でもなくお祝いムードになりません。

結婚記念日が訪れるという事は、

来望の命日が近づいたという事なのだから・・

 

夫婦としても、口にはださなくても

心の中では落ち込み、悲しみ、後悔し・・・

そんな11月なんです。

 

そんな時に連絡があって

「来望に手を合わしにいって良いですか?」

 

救われる想いとはこの事なのでしょうか。

 

年々来望の事が忘れられてるのではないか?

来望の同級生は春には大学生になるんだから

大人になれば記憶も薄れる・・

 

と、それでも彼達は来てくれました。

本当にありがとう。

 

写真の右側は来望の彼氏だった子。

 

左の二人は、

来望の症状が急に悪くなってきた時

「終業式だから!」と

私達では想像も出来ない痛みの中

大好きな友達に逢いに、そして大好きな学校に

無理をして行ったんでしょう・・・

 

それでも帰宅前には一人で歩けないほどの

痛みになったらしく

 

この2人の男友達が来望を抱え、

荷物をもって自宅まで送ってくれました。

 

そして、その日から数日後に緊急入院。

 

彼達にこの日の御礼を言えたのも

葬儀の日でした・・

 

彼達が居なければ来望はどうしていたのか

一人で痛みに耐えながら這いつくばって

家に帰ってきていたのか・・・

 

本当に、本当にありがとう。

 

家に来て来望の前で手を合わせてくれて

本当に、本当にありがとう。

 

手土産は要らないから!と言っておいたのに

 

「来望はコーラ好きでしたよね?」

 

って持ってきてくれたコーラ。

本当に本当にありがとう。

 

この日、皆で飲んだ、このコーラの味は

絶対に忘れません。

 

帰り際に「また来年、寄らせてくださいね!」と。

本当に良い子達なんですよ。

 

 

本当に嬉しい一日になりました。

ありがとう。

 

絶対に空で笑ってコーラを飲んでるよね。

 

 

 

でも、時間が経ち

嬉しい想いを通り越すと

 

もしも来望が居てくれたら彼達と

どれだけの笑顔で楽しく、

ここで大好きなコーラを飲んでいたんだろ

来望は何処の大学に行くんだろ

 

有り得ない想像をしつつ悲しみが

 

11月は嫌いです。