２０１９年１１月９日に
私の長女「来望」が１３歳の若さで亡くなりました。
骨肉腫という稀な病気で
１００万人に一人かというほどです。
去年の１２月１３日に
左足のふくらはぎが痛いという事で
近所のOO病院に診察に行きました。
中規模の総合病院で、御近所では
ケガや病気はとりにかくOO病院へ。
という感じでしたから。
最初の診断は「肉離れ」か「成長痛」との事。
レントゲンを見ても異常も見つからないので
痛み止めを処方してもらいました。
ですが数日たっても痛みが変わらず
５日後にもう一度、診察してもらっても
結果は同じ。異常なしとの事でした。
ただ・・・痛みが治まることなく
酷くなる一方です。
これは変だという事で
市立の病院に連れて行きましたが、
レントゲンと撮影するも、
やはり、診断は同じく
成長痛か肉離れ的な物。として
痛み止めだけの処方。
さすがに２つの大きな病院で
診断してもらったので、
様子を見ていたら痛みも引くだろうと
安心をしてたのに、
痛みは治まることなく強くなっていきます
来望は夜も眠れないほどに。
奥さんが夜通し眠る事なく
足をマッサージし続けますが、
それでも、眠る事もできません。
夜に響き渡る来望の鳴き声
痛みに耐えきれず悲鳴のような声。
そんな事を繰り返しながら
翌週まで頑張りましたが
連休明けに、さすがに駄目だ！と
クリスマスの２４日に
精密検査をということで全身のＣＴを
して、やっと病気が発覚しました。
次の日に京大病院に緊急入院をして
３２２日の辛く大変な闘病生活を過ごし、
天国に旅立ちました。
その報告をしにOOで診察をしてもらった
先生に話を伝えに行きました。
診察室に入ると
「今日はどうしましたか？」と
こちらを見る事もなく
淡々とパソコンの画面を見ながら
話を続ける先生。
「去年、娘の診察をしてもらった父親です」
と説明すると、本当かウソかも解りませんが
「あ～～あの時の。」と
パソコンの操作をしながら返答しています。
あの時の事をコチラから質問をすると
信じられないような返事が次々と。
「なんで、娘の前で躊躇もなく
告知をしたんですか？
まだ１３歳の子供の前ですよ？！」
と質問したら
「初めて見る病気だったので動揺した。
ステージ４だったから。
ここは小児科でなく子供の診察は少ないから。
発見が早くとも結果は変わらない。」
もう、何を言っているのか？
理解もできません。
それでも、私が伝えたかった事。
「もし次に同じような家族が来たらもっと、気を使って
告知するなり診察をしてあげてください。」
とお願いをしたら、
「もうこんな病気に出会いたくないけどね」
と当時の来望の腫瘍の写っている画像を
パソコンで見ながら
コチラを見る事なく操作を続ける医者。
もう・・・
信じられませんでした。
医者がいう言葉なのでしょうか？
そんな医者がいるんですか？
怒りを通り越して、悲しくなりました。
最近の医者は画面に入力したり
薬の発注の入力に必死で
患者の事を見てくれません。
話も聞いてくれません。
特に、この医師は酷いです。
「心がない」です。
娘の担当医に一度でもなったのですから
一言でよいので、
「ご愁傷様」とは言えないのですか？
自分の子供が病気になったら？
病院は綺麗で受付の対応も親切ですし
看護師さんは優しい方ばかり。
ですが・・・
肝心の医師が単なる白衣を着た
病気の知識に長けた人。
これじゃ～ＡＩと一緒ですよ。
いや、AIの方がましです。
薬や医療が進歩して
その上 コンピューターで管理する時代。
だからこそ、
今の医者に大事なのは患者さんの
心にどれだけ寄り添えるか？
なのではないでしょうか？
OO病院のすべての医者が悪いとは
絶対に言いません。
来望の病気を見つけてくれた医師は
気遣いもできて優しい方でした。
皆さんが受診される時は、
心あるお医者さんに出会えるように
祈っています。
この日、診察室から出て
帰り際に玄関まで見送ってくださった
看護師さんは、話を聞いてくださいましたし
「大変でしたね・・」と声もかけてくださいました。
その一言だけで救われるということを
知ってほしいです。
医療とは治療だけでなく、
ケアの部分が大事なんだなと
痛感できましたし
どんな医師と出会うか？！で
将来が大きく変わってくるんだという事。
病院を変える事よりも医師を変えるだけでも
結果が大きく変わってくるんだという事も
知って欲しいと思いました。