闘病302日目 息が辛そうなんだ 191020 | 13歳の娘が骨肉腫と戦った322日の記憶

13歳の娘が骨肉腫と戦った322日の記憶

2018年12月24日に突然の告知からの入院。
その日から小児癌に負けることなく笑顔と優しさを
持ち続けた中学生の記録です。父親の私の立場から
彼女の事を少しでも多くの人に知って貰いたいそんなブログです。

あの健康的だった来望の足が

こんなにも細く・・・

どうして?

 

 

眠っていても、息が苦しいみたい
そんな夜なんですけど、

今日は自宅から病室に。

病室に来てみるとミナちゃんと
マヤが来てくれていました。

毎週・・・本当にありがとう。
感謝でしかありません。
最近は週末ごとに来てくれます。

どうしても両親では話が
楽しくないでしょうしね。

色々な人と会話をして
少しでも外に気持ちが向いてくれたら
自分も嬉しいですし、

来望の為にもなりますから!


それでも、来てくれたから

疲れているのか
今はゆっくり眠って居ます。

そんな中、
今、一番問題なのは
尿が出ない事です。
皆さんが帰った後に、

何度か尿意を催し

トイレに座りますが
残念ながら尿がでません。

尿意はあっても肝心の尿が出ないので
このままの状態が続くのであれば、
膀胱炎の怖さもあるので
管を通さないと駄目になるかも。

日々日々、体調に変化が出てきて
娘のメンタルがどうなっているのか
それだけが私達の不安材料になってます

まだ、核心の部分の質問を
してくる訳ではないのですけど
聞かれた時になんて答えたら?

そんな恐怖に怯えながらも

確実に弱ってきている来望を

見続けていかなければならない。

 

それても、どこか現実味がなく

逃避している自分もいる。

 

解っているつもりで過ごしているが

実際には解っていないのか?

それとも解っていない振りをしてるのか

 

来望の寝ている姿と見ながら

不意に真っ白になって

なにも考えられない時間が

増えてきました。

 

悲しくもない

辛くも無い

何処にいるのか

何をしてるのか

どうなるのか

 

何も考えない「無」ですね。

 

今から思うと

「現実逃避」というのは

こういう時間の事をいうのかな。

 

 

少しずつ、思っていた

未来と形を変えていく事を

実感しながら、

いつかくる、その日の為に
心の準備をしなければいけないと
地下の駐車場に来るたびに
落ち込む日々を過ごしています。

そして、後悔が少しでも
ほんの少しでも和らぐのなら
それに向かって頑張りたいですね。