闘病287日目 眠り姫なんですよね~ 191005 | 13歳の娘が骨肉腫と戦った322日の記憶

13歳の娘が骨肉腫と戦った322日の記憶

2018年12月24日に突然の告知からの入院。
その日から小児癌に負けることなく笑顔と優しさを
持ち続けた中学生の記録です。父親の私の立場から
彼女の事を少しでも多くの人に知って貰いたいそんなブログです。

 

起きないのです・・
来望がずっと眠っています。

本格的に眠ったのは
明け方の5時ぐらいだったかと。
自分は仕事をしていて
気が付けば眠っていた
来望なのですが、

そのまま・・・
夕方まで眠っていました。

途中、薬を飲むのに

看護師さんに体を起こしてもらって

意識朦朧としたまま

薬を飲んで、また寝る。

って感じですね。

夕方になって起きた

来望が私に向かって

何気なく言った言葉が、

「なんでお父さんの時は寝つづけて
お母さんだと起きちゃうのかな~」


確かに来望は

なぜか私が居る時は
眠っちゃうんですね~

私的には来望の潜在意識の中で
仕事の邪魔をしてはいけない
という思いから、ずっと
眠っているのかな?
と思っていましたが、
 

話を聞くと、お母さんの時は
結構、起きている時間が多く

色々な話をしたり、日記を書いたり
しっかり眠れてない?
って事なので、寝れてない分を
私が当番の時に取り返しているの?

なんて笑い話を奥様としてました。

私としては来望が
痛み無く眠れているのなら
それは、それでよいんだと。
思うようにしています。

それぐらい、来望が痛みで
苦しんでいる姿を見るのは
親として辛すぎますから。

ここ数か月。そんな感じで

何もしていない自分ですが、
帰り際に、来望に
 

「ありがとう!」

って言ってもらうたびに
感動と後悔をしてるのは内緒!
 

来望が私に「ありがとう」って言う度に

心の中で「ごめんね」と言い返しています。

彼女には悟られない様に笑顔で

「ほ~~~い!」なんて返事してますが・・

 

もっと、もっと、

来望の事を見てあげて、接してあげて

親身になって体の変化に気をつかって

あげていれば、

もっと早くに病気が見つけられたはず

痛みに耐えなければならない時間が

もっと減らせたはず、

薬の副作用でトイレに籠っている

時間が少なくて済んだはず。

 

と常に思い続けています。

後悔先に立たず。

 

悔やんでも悔やみきれない。

ごめんね。

本当にゴメンね。

 

また、昔の様に怒ってほしいよ