痛みが出ないタイミングで
来望から、
「耳掃除してあげよっか」
という言葉。
「痛くないの?」
「大丈夫なの?」
と聞いてみると
当たり前のように、
「大丈夫」
といって掃除をしてくれます。
とても丁寧とは言えない
手の動き。
無言でテレビの音しか聞こえない
病室の中で目を閉じて
来望の手の動きに集中します。
この時間が永遠に続けばよいのに。
そう願いながらも淡々と掃除を
してくれる来望。
「おわったよ~」
という一言に、なんとも言えない
悲しみもありつつ、
痛みに耐えつつ
自分の為に何かしてくれる
来望の気持ちに答えるように
「ありがと!!」
とお礼を伝えます。
本当なら抱きしめて
何度も、何度も御礼を言いたい。
こんな幸せな気持ちにさせてくれて
本当にありがとう!と
伝えたいのをグッとコラえて、
いつもの時間に戻ります。
ありがとう。
今日の夜の記事ですが、
内容が内容なので「アメ限」と
させてもらいます。
色々なご意見やコメントがあると
思うのですが、閲覧者同士での
誹謗や中傷だけは避けてください。
それが一番悲しむと思います。
宜しくお願いします。