闘病248日目 CT検査結果を聞く度に。190827 | 13歳の娘が骨肉腫と戦った322日の記憶

13歳の娘が骨肉腫と戦った322日の記憶

2018年12月24日に突然の告知からの入院。
その日から小児癌に負けることなく笑顔と優しさを
持ち続けた中学生の記録です。父親の私の立場から
彼女の事を少しでも多くの人に知って貰いたいそんなブログです。

 

私が病院の中で

一番 嫌いな時間と場所。

それは検査の結果を聞く時です。

パソコンの画面に映し出される

来望のCT画像。

レントゲンではないので

素人が見てもハッキリとは

理解できないのですが、

 

腫瘍だったり、癌だったりは

見れば大きさや数の変化が

解るように、なってきました。

 

来望の肺に広がる無数の点。

日々増え続けていくのを

見せつけられるのですから。

 

今までも、少しは改善の方向に

向かった時もありました。

そういう時は自然に奥様と共に

笑顔になる事も。

 

そんな時間と場所。


ただ、嫌いだからといって

何も把握できないまま
時間だけが過ぎていき

来望が耐えているのを

見続けるだけなのは辛いので

コチラから検査を申し出ます。


そんな、この日は久しぶりの仕事なので
なかなか大変でしたけど、
なんとか病院にも時間までに
到着することができました。

そして結果を先生から聞きます。

内容はここでは避けますが
決して、良いというわけでは
ないのだけはご理解を。

最後の希望を担当医から

与えてもらう事は出来ました。

完全に全てが途絶えた訳では

ないのですが・・・

 

話を全て終えて
奥様と一緒に感情を抑えながら
すぐに病室に戻る事ができずに

エレベーターホールで

話をしました。

 

なんとか、奥様の今の気持ちや

来望への接し方など話を聞きながら
そして、理解しようとはするのですが
なかなか難しいです。


聞きたい事は沢山あっても
本当の気持ちを全て聞くのは怖い。

もしも聞く事で抑えていた感情が

崩壊するかもしれないから。

 

聞きたくない、聞かない方が良い
という思いもある。
拷問的な時間でした。

そして夫婦で病室に戻り
来望をみると、自然と笑顔が。

無理に楽しくしようと
奥様が頑張っているのに
引っ張られるように私も
笑顔になります。

そんな事を知ってか知らずか
いつも以上に素晴らしい笑顔で
話掛けてくれる来望。

本当に、最高の娘なんです。
愛おしすぎる娘ですね。

 

もっと、もっと

抱きしめておけば良かった。