闘病186日目は下痢と激痛みとの戦い 190627 | 13歳の娘が骨肉腫と戦った322日の記憶

13歳の娘が骨肉腫と戦った322日の記憶

2018年12月24日に突然の告知からの入院。
その日から小児癌に負けることなく笑顔と優しさを
持ち続けた中学生の記録です。父親の私の立場から
彼女の事を少しでも多くの人に知って貰いたいそんなブログです。

病室
 

ほんま・・・
なんで、来望にこんな
仕打ちをしなければ
ならんのだ・・・

神頼みをしている方。
絶対に神様なんていませんから
祈るだけ無駄ですよ。

神頼みしてる奴いたら
大笑いしてあげますから。

馬鹿ですか?ほんと。

祈ってどうにかなるなら
寝ないでずっと祈りますよ!

お供えをして
延々を祈り続けますよ。

で?病気がなおりますか?
結局、祈ってる人の
自己満足と逃避してるだけ。

困ったときの神頼み?!

なんじゃそれ


そんな事を、おもいながら
深夜に痛みに苦しむ来望を
ベットの側から見てるだけしか
出来ない状況。


痛みと共に今夜は、
下痢に苦しむ状況となりました。
痛みが酷くなると
フラッシュという、痛み止めを
一時的に多く流し込むという
方法があるのですが

効かない・・・


神経的な痛みに対して
速効性は有りません。
単なる鎮痛効果しかないので。

来望も痛みがピークのときは
さすがに我慢の限界なのか

呼び出した看護師さんに対して
「効かない!」
「どうにかして!」と
泣き叫ぶぐらいでした。

立ちすくす看護師さんと私。

 

今できるのはフラッシュをしつつ

痛み止めを服用して

痛みが引くのを待つだけ。


それしか方法がないという
ジレンマが・・・

痛みで苦しんでいる
来望のそばで、何もしてあげれない
不甲斐なを感じつつ
時間が過ぎていくのです。


もしかしたら、

この頃から自分自身で

感情をカットするように

心掛けていたのかもしれません。

 

目の前で泣き叫ぶ娘を見ながら

感情移入してしまうと

叫び、暴れ、医師や看護師さんに

当たり散らしてしまいそうな気持ちを

抑える事ができないなら、

非現実として時間をやり過ごそうと

したのだと思います。

でないと・・

先の見えないものに
対してのジレンマ。
さすがの脳天気な私の性格でも
限界が・・

ただ、神経質な奥様は

どうなのでしょうか?

父親と母親とでは、違いがありすぎて

私程度の度量では、奥様まで

フォローできないのです。


色々な気持ちを整理しつつも
痛みと、下痢の処理をしていると
時間が過ぎていき

少しづつ落ち着きを見せていき

さすがに、疲れがきて
痛みが眠気を追い越したのが
朝の七時でした。

自分も限界なのか
いつのまにか眠りに。
気がつけば朝の10時

周りはドタバタと
動き始めでますが、
私の部屋は娘を寝かす事だけを
考えて行動します。

自分のスケジュールだけで
部屋に訪問してくる
医者や、麻酔のチーム。
掃除の人など

たのむ・・・
今じゃないんですよ

頼みます、
ほんと、頼みますよ・・
といって、少しでも早く

部屋からでて貰います。


そんな来望は昼過ぎには、

起きますが麻酔の影響からか

ずっと意識はハッキリしない状態。

起きてはいるのですが

意識の半分は眠っているかと。

時折、トイレにいきますが
前のように、急に意識が
飛ぶ事があるので付き添わないと。

しかも、血液検査の数値がわるく

ガウン(抵抗力が落ちてる状態)に

なってしまいました。


そんな状態のまま夕方を迎えて

奥様と交代をして帰宅。

しばらくすると、

奥様からラインで
来望の痛みが酷く、

痙攣も起こっている。と
 

もしかしたら、
入院してから、肉体的にも
精神的にも辛い状況になっています。

考える事もあるでしょう。

病気と闘っている本人だからこそ

体の変化や痛みなど精神的に

不安定になっているず。

 

入院生活も半年を超え
色々な負担がピークになっているかも。

来望も頑張ってくれてますが

奥様が壊れないかが心配です。


芯が強くて弱音を言わない

母親として一人の女性として

強い奥様が泣きながら

連絡してくるということは

かなり厳しい状況なんだと

昨夜の状態を考えても

容易に想像できました。

 

頑張れ、

頑張れ、

 

結局、家に帰ったとしても

寝れないのですから

病院にいても一緒だよ。

神様?いるの?

助けてください。
って、居ないけどね