闘病101日目は、無言と沈黙と不安の大部屋 19/04/03 | 13歳の娘が骨肉腫と戦った322日の記憶

13歳の娘が骨肉腫と戦った322日の記憶

2018年12月24日に突然の告知からの入院。
その日から小児癌に負けることなく笑顔と優しさを
持ち続けた中学生の記録です。父親の私の立場から
彼女の事を少しでも多くの人に知って貰いたいそんなブログです。

 

朝は来望より先に自分が

九時に目覚めて
いつものように朝食を食べる。
とはなりません。

隣や向かいに他人がいて
何をするのも、取るのも
他人に気を使わないと。

そんな状態ならば
動かずに、やれることを
やるだけです。

大部屋というのは、
カーテンの中は
自分達のスペースですから
何をしても、何をしていても

問題はありません。


とはいっても
いつカーテンを開けられて
しまうかも解らない。

そんな状態のまま
仕事をしていても
集中もできないし

娘も気になるし。

病室の扉を開ける看護師さんも

自分達の為でなくとも

出入りをする訳です。


昼になって来望が起きて
何をするのか?とおもったら
ひたすら、スマホを。

お腹が減らないのか
食べずに、ベットで
スマホを続けてました。

周りに気を使うと

会話も出来なくなるんだな~と

この時に実感しました。

 

以前のように、思っている事を

リアルタイムには伝えられなく

なるんですよね。


治療前の大事な1日なのに
何もする事がないし、
変に会話もできない・・
そんなお年頃の女の子なんです。

と、沈黙が続く中
 
気がつけば
夕方になり奥様と交代です。
 

私は息苦しい病室からの

開放感で一杯ですが
これから、娘ちゃんと嫁は
この空間で一晩を過ごすの
ですから・・・

尚更、他人とのコミニケーションが

苦手な奥様としてみたら

かなりの苦痛でしょうから。

 

この大部屋に移ってくる前に

「一度、移ってみて、来望にとって

治療的にも、精神的にも

厳しいのだったら大変だけど、

また有料だとしても個室に

戻ったほうが良いのでは?」

 

という話合いはしていました。

 

それぐらいに、お年頃の娘にとって

プライバシーに関しては

気を使ってあげないと。


という事で、もう数日 様子をみて
奥さんと話をしないと駄目ですね。

うーーん・・・
周りは経験上、

一週間で慣れるから
とはいいますが。

どうしよう。

来望の愚痴も半端ない!!