闘病76日目 泣き続け夜は眠れず 19/03/10 | 13歳の娘が骨肉腫と戦った322日の記憶

13歳の娘が骨肉腫と戦った322日の記憶

2018年12月24日に突然の告知からの入院。
その日から小児癌に負けることなく笑顔と優しさを
持ち続けた中学生の記録です。父親の私の立場から
彼女の事を少しでも多くの人に知って貰いたいそんなブログです。

深夜にトイレで起こされて
そこからは眠れない様子。

しかも夜の静けさも相まって
また涙モードに入る娘ちゃん。

なので少しでも紛らわすために

Amazonプライム・ビデオ
の「怪盗グルーのミニオン大脱走」
をボーっと最後まで見てました。

気が付くと時間も4時前に。
なんとか寝ようとするも・・・

胸がソワソワするとか
悲しい気分になる。

という彼女にしかわからない
不安な体調なので、どうする
事もできずに、体をさすってあげ
気を紛らわすも・・・

結局、時間だけが過ぎていきます.

 

ただ、この時間でさえも

足の痛みは消える事なく

彼女を襲っているのです。

 

そんな状態だとしても

このままでは朝になってしまう!
という危機感からも、
看護師さんに安定剤の点滴を
してもらう事でやっと眠りに。

ながかった・・・

何かあるごとに誤魔化しの

点滴を次から次へと。

 

効果はあるのか?!

そんなに薬漬けにしても

大丈夫なのか?なんて

心配もありますが、

 

今は、ただ来望が痛みなく

苦痛がない時間が少しでも

長くなるようにお願いをするしか

できる事はありません。


その間、私も眠ることができず
結局、朝まで起きてしまい
看護師さんからは、
また夜更かししている
と思われてしまうでしょう。

でも、現実的に、
彼女が不安定な状態なのは
仕方が無い事ですので
私達は付き合ってあげないと

少しでも安心して
眠れるように、
涙をする時間が少なくなるように
手助けしてあげるだけですね。



そんな辛い時間を過ごして
昼になってからは
少し気分的にも安心したのか
すこし安定してきました。

会話もしたりして、
夕方には従兄弟のマヤも来てくれ
なんとか時間を費やせました


そして奥様との交代の時間
母の顔を見た時の
娘の安堵の表情は
せめてもの救いです。

ただ・・・
深夜の時間に不安な彼女が
呪文のように、

「大丈夫」
「ダイジョウブ」
「私はダイジョウブ」

と口走るたびに
私達の心は潰されそうになる。
こんな辛さって
他にあるのでしょうか・・