メリークリスマスと共に始まった。2018/12/25 | 13歳の娘が骨肉腫と戦った322日の記憶

13歳の娘が骨肉腫と戦った322日の記憶

2018年12月24日に突然の告知からの入院。
その日から小児癌に負けることなく笑顔と優しさを
持ち続けた中学生の記録です。父親の私の立場から
彼女の事を少しでも多くの人に知って貰いたいそんなブログです。

最愛の愛娘が平成最後の
クリスマスである
2018年12月25日に



骨肉腫の診断を受けました。
肺にも転移が見られるようです・・

今は、ただ、ただ・・
意味が解らなく
理解しようとしてますが
まだ、真実味もない。

彼女の笑顔を見ると
そんな大病とも思えず
意味もなく涙が溢れてきます。

彼女の生きた証
頑張ってきた姿を
記録を残したくブログを始めます。

負けたくない・・・

だれか・・助けてください・・・
情報提供などお待ちしています。

なぜ・・・

 

昼間で仕事をしていた私。

朝、当然のように痛みで眠れてない

奥様と来望を残し仕事場に。

 

結果を聞くまで、落ち着かず

不安なままでの仕事。

 

すると昼前に奥様からのLINEが

「腫瘍ができてて、肺にも陰が」

「どうしよう~」

という内容でした。

 

そこから自分も奥様もパニックになっていたのでしょう

急いで仕事を切り上げ病院に向かいました。

病院に到着し来望たちを見つけて駆け寄ると

 

娘が笑顔で迎えてくれました。

 

痛みが治まっているようで

「なんか、できものがあるみたい~」と

いつもの無垢な笑顔で伝えてくれました。

 

今、思うと私を心配させまいと

強がっていたのかも知れません・・・

 

一旦、帰宅してから担当医の居る医師に

説明を受けるために病院に向かいます。

そして診察室に呼ばれ私、嫁、娘の三人に

いきなり、見せられたのが

 

 

左骨盤の内部に出来ていた約12cmの腫瘍。

そして肺に転移しているレントゲン写真

 

「え?」

 

娘の前でなんの配慮もなくイキナリ見せられた

診断結果の数々・・・・

もう両親ともにパニックです。

何が?娘に起こっているのか?

 

それでも医師は「骨肉種ですね。

ではすぐに転院してもらいます」と

ただ病院の準備があるので一晩は

コチラの病院に入院してください。

では・・あちらでお待ちください。」

 

それだけの説明でした。

今、思うと今後の事や娘のケアなど

何の配慮もなく、次の病院にまる投げ。

 

一年後にこの医師に心を切り刻まれたのは後の話。
本当に心無いなく医師とは?何者なの?と
それも、後々に解った事なんですが・・

娘は、「え?何時治るのかなぁ~」
「吹奏楽部の演奏会が年明けにあるのに~」
「大丈夫だよね~」

という質問に私は冷静を装い
「できものを手術でとって薬でなおるやろ~」
と適当な言葉で濁すのが精一杯でした。

そして、急いで入院の準備やら
病院の常套句の「個室しか空いてないのですが・・」
の言葉を鵜呑みにしての高級な個室に
娘と一緒に入って・・・

クリスマスの夜を過ごしました。
これが、今からの苦難の始まりだとは
思う余地もありませんでした。