Showerを菅田将暉さんに! | 歌っていただきたい!

歌っていただきたい!

「歌ってみた」ならぬ「歌っていただきたい!」。
この曲をこのアーティストに、という勝手な思いを綴ります。
Official髭男dismの曲を軸に音楽への思いを放出。
いつか出るトリビュートアルバムで答え合わせできたら♪

アルバム・Editorialを初めてきいたとき、この曲いいな、と思った。結婚したばかりの藤原さんが自身の胸の内を歌ったもの、というような話だったかと記憶しているが、全体的に陰を感じる曲調は、同世代であり同時期に結婚された菅田将暉さんがこの曲に合うのでは、と思っている。私がヒゲダンにロックオンされた時期、スペースシャワーTVのカラオケランキング番組をよくみていた時期なのだが、ヒゲダンのPretender宿命ノーダウトイエスタデイが同時に上位にランキングされる中、菅田さんのさよならエレジーまちがいさがしもランキングしていてよく耳にしていた。石崎ひゅーいさん、米津玄師さん、あいみょんさんなど、そうそうたるミュージシャンとのコラボも印象的だ。菅田さんの力強さと繊細さがうまく両立しているような声で♪そう信じてやまない♪はものすごい説得力があるだろう。

 

♪そう信じてやまない♪はこの曲を一言で表わすに足る、ものすごい印象を放つ。そしてつい日常でも文章でも多用するようになった。娘など

藤原:♪そう信じて?♪

髭団:♪やまない!!!♪

というコールアンドレスポンスをやりたい、と言っていた。・・・実現はしないだろうが、我が家では結構頻繁にやっている。

 

歌詞は全体的に情景が浮かんでくるもので、シャワーを始め、テレビゲームや駄菓子、ワンルーム・スーパー・コンビニなど具体的な名詞は、2人の今日までの日々を、匂いや温度まで生々しく想起させる。ただ、歌い出しの♪曇った窓に指をはしらせて 雑な似顔絵を描き合った思い出♪というところでちゃんと頭の中で曇りガラスに落書きする2人を想像するのに、続く♪などない♪でずっこける。わかっているのに毎回。いつも、ないんかい!と思ってしまう。まるで槇原敬之さんの♪もう恋なんてしないなんていわないよ絶対♪やヒゲダンの相思相愛(サビで♪相思相愛じゃない♪とくる)のようだ。その中でも最長のフリ。

 

大サビ前の♪写真を撮ることもなくなって♪の一節もそう。あることないこと考えて悩んで、幸せなはずなのにネガティブな感情も出てきて、その不穏な空気は単なる逆説的な表現にしては重い。でもこのままでいたい、変わるもの変わらないものはあるけど、ずっとこのまま一緒にいようと、という思いは115万キロのフィルム犬かキャットかで死ぬまで喧嘩しよう!で謳われているものと根底は同じように感じる。私も結婚したときは年老いてもずっと手をつないで歩けるような、という理想を思い描いていたがそううまくはいかず、我ながら残念だ。それでもこれからの人たちは、少しでも多くのカップルが「そのとき」の気持ちを持ち続けてくれることを願っている。私の二の舞にはならないように、切に願う。

 

次回、TATTOOのことを書けるといいな、と考え中。