藤原さん、声帯ポリープで療養が発表された。大事な大事な喉。残念な気持ち・心配な気持ちはもちろんだが、ここ数年のオーバーワーク（私の勝手な見解だが）、先月のツアーのセミファイナル・ファイナルでの不調をきいていたこともあり、ちょっとゆっくりしてほしいという気持ちも大きかった。ゆっくり治して、充電、インプットもたくさんして、これからも長く活動してもらいたい。私たちには今までたくさんもらった曲がたくさんある。毎日毎日きいても全然飽きない曲たちがたくさんある。久しぶりにきいた曲に「この名曲もあった」と何度も気づかされることもある。元気になってまた帰ってくるまでに、私たちはたくさん復習しておけばよい。
声帯ポリープは歌手の方がよく罹っている疾患のひとつだという印象。罹ったからといって治療後の歌唱に影響を感じたことはない。もっともご本人は罹る前と後では違いがあるかもしれないが。つんく♂さんのようなケースもあるけれど、今回まず頭に浮かんだのはサザンオールスターズの桑田佳祐さんだった。桑田さんは数年前に食道がんを患われた。発声に影響があったかはわからないけれど、声を出す仕事で食道、ということで戻ってくることができるのかと、当時思った。現在は病気のことも忘れ去られているくらい、お元気そうだし、以前と同じように歌っているように思われる。同じ病気じゃないけど、藤原さんもきっとパワーアップして戻ってくると信じている。
最近の桑田さんの曲でSoulコブラツイスト～魂の悶絶という曲がある。アップテンポで楽しい曲だ。長年に渡って、たくさんたくさん名曲を世に送り出してきたのに、まだこんな素晴らしい曲をかけるんだと脱力するほど感嘆した。・・・の割になかなかタイトルを覚えられないのだが。この曲、楽しい雰囲気だけど、歌詞はせつない。私にはPretenderと同じことを歌っていように思える。♪君の運命のヒトは僕じゃない♪と♪なぜイケナイ人に恋しちゃうんだろう？♪。同じようなシチュエーションでもこんなにも違う表現。どちらもそれぞれに心にしみる。
最近娘が勉強のやる気を上げる儀式としてユーチューブでAnarchy、Tell Me Baby、ブラザーズ、ノーダウト、FIRE GROUNDなどを流している。さらにSoulコブラツイスト～魂の悶絶に行く。どういう上げ方なのか、上げるにしても長すぎ、と苦笑しつつもヒゲダンを活用しているのが嬉しい。こんな娘に藤原さん療養を伝えると「旅は道連れみたいにみんなで歌えばいいじゃん」とのこと。それもなかなかのアイデアかと思った。でも同じステージにいるのに思うように歌えないのもご本人ストレスだと思う。そういう人のようにお見受けする。
と書いたところで新曲が出るとの情報が。休まんのかい！
次回こそホワイトノイズの予定。