前回 、記事にした秘書部に行ってもA子と離れられない私・・・。
私の後任で新入社員のダイコン君とG君にも『うんざり』と言われているA子って・・・と思っています
ダイコン君とG君には試練だとは思いますが、相談にのってあげたり、愚痴を聞いてあげるなど、影ながら応援することしか出来ません
本当に呪われているポジションです
つづきです
先日、こういうことがありました
毎年、この時期になると1年に1回、人事部には某業務が発生します。
通常業務+この業務と忙しくはなってしまいますが、私の好きな仕事の一つでもあります。
ここ数年は私を中心に、行っていました
稟議書から、1から任せてもらえるこの仕事・・・責任は重いですが、やり甲斐をとても感じるのです
作業も楽しいし
秘書部に行ってしまった私・・・
今年は後任であるG君とダイコン君がやるのかなぁ、と勝手に思っていたのですが、A子を中心に行うことになったそうです
しかも、自分から「やりたい!」と上司に懇願したとのこと
その志はとても素晴らしいと思いますが・・・
「G君とダイコン君は今年初めてで、どんな感じかも分からない仕事でしょ~。毎年、見ているあたしがやった方がいいと思うの。くるみちゃんが毎年やっていたことだけど、心配しないで、あたしに任せて!!」
↑
という社内メールがA子から私に来ました
任せられない・・・が、もう秘書部の私がどーのーこーのー言う立場ではありません
許可した上司よ・・・私はもう知らないぞ
確かに、毎年A子もほんの少しですがお手伝いしていたこの仕事。
どういう仕事かは知っている。・・・と思う
「G君とダイコン君があたしのアシスタントをしてくれるの~♪」
アシスタント・・・G君とダイコン君、耐えられる大丈夫か
心配は山積みだが、A子に「がんばってください。」という返信メールしか出来なかった
この某業務については、引き継ぎ期間中にG君とダイコン君には説明をして、『くるみマニュアル 』を渡しておいたし、このマニュアルを見てもらえばきっと大丈夫だろう
他の人事部のみんなの協力もあるだろうし・・・
しかし数日後、早速この仕事に関して私は嫌な思いをすることになった
秘書部で普通に私が仕事をしていると、私の内線が鳴った
A子からだった。
「くるみちゃん、どうしても聞きたいことがある!●会議室に至急来て!!」
超自己中だなぁ~、こっちの都合は考えてないのか
「忙しいところごめん」とかの言葉すら言えないのかなぁ、非常識だなぁ、と思いつつも、ちょうど暇だった私・・・●会議室に向かった
●会議室はとても広い会議室
一部がガラス張りになっていて、廊下から中が見える
覗くと、A子とG君とダイコン君が楽しそうに作業をしていた。
コンコン、とノックしてドアを開けようとしたら、開かない
どうやら中から鍵を掛けているらしい
どうして鍵を掛けるの
G君とダイコン君が監禁されているみたい・・・
ドアの一番近くにいるA子。
ガラス越しに私はA子と目が合った
A子は私を確認したにも関わらずニヤッと笑い、背を向けた。
イスから立とうともしない
呼び出したのに、A子は私を無視して作業の手を止めなかった。
私はこの『ニヤッ』一生忘れない・・・本当に気持ち悪い顔だった
(私が忘れないA子の表情ってたくさんあります。コレ
とかコレ
とか・・・)
それにしても、私のことを呼び出しておいて無視するってどういうこと
全然理解出来なかった
呼び出されたから来たのに、会議室前で立ち往生の私。
でもノックに反応したG君。
会議室の奥から飛んできてくれて、ドアを開けてくれた
「くるみさん、どうしたんですか?」
とG君に言われた。
どうやらG君とダイコン君は私が来ることを知らなかったらしく、驚いた表情をしていた。
「A子さんに内線で呼ばれたの。」
私は会議室の中に入り、A子の態度には超ムカついていたが、冷静に「A子さん、聞きたいことって何ですか?」と聞くと、
「あぁ、やっぱりいい。帰っていいわよ。」
と言われた。
何その態度は
呼び出したのに
帰ってもいいわよ
ごめんも言わないの
「楽しいわね、この仕事。今年は任せておいてね~。」
この言葉を聞いて、A子は私にただこの仕事をしている姿を見せたかっただけだったのではないかと思った。
A子は私がこの仕事が好きなことを知っている。
この仕事が楽しいのは確か
きっとG君とダイコン君と一緒に楽しくワイワイ仕事している姿を見せつけたかっただけだったのかなぁ、と思った。
A子の態度にカッチーンとした私
すぐに秘書部に戻ろうと思った。
すると、G君とダイコン君に止められた。
「くるみさん、ちょっと聞いてもいいですか?ついでみたいで申し訳ないのですが・・・××のことなんですけど。」
簡単に説明すると、××はこの仕事に関して毎年購入するもの。
「あの、去年やその前のものを見せてもらったんですけど、××の購入って・・・」
この仕事の時だけ、私は××をいつもちょっと違う方法で購入していた。
というよりも、本当は通常通りに購入してもいいのだが、私は営業部を助ける為にちょっと通常とは違う購入の仕方をしていた。
もちろん、上司と営業部からも許可をもらって。
(というか、一番最初は営業部に頼まれて始めたことです)
営業部が取引のある某企業に直接アタックして購入していた。
「うちの会社、御社の商品を大量に購入しますよ~。御社を利用させてもらいますよ~。御社の商品、大好きですよ~」というゴマすりアピールをするのです
この不景気、大量購入してもらうとこの某企業さんはとても喜んでくださるのです
毎年、この某企業からは「大量に購入していただき、本当にありがとうございます」というわざわざお礼の電話をいただく
いい印象を与え、そして某企業さんはうちの会社の営業部と良い関係が続いていく・・・
営業部の人にも喜ばれる
腹黒いって言われたらそれまでだけど、どこの会社でもやっているのでは
名付けて、「御社利用しています作戦」と私は陰で呼んでいる。
営業部の為に、私がやっていたちょっとしたことです。
「私が毎年勝手にやっていたことだから、別に資材部を通して通常に購入しても問題ないと思うよ。でも、一応、部長に相談しといたほうがいいかもね。」
G君とダイコン君と話している様子を見ていたA子・・・
「それはあたしがやるからいいわ!!」
と大きな声を出した
「もちろん、あたしも某企業さんから購入するつもりよん。営業部の為にもねぇ。」
大丈夫なの・・・できるの・・・とすぐに頭を過った
直接アタックするんだよ
先方に直接訪問して、交渉とかもするんだよ
本当に出来るの
余計なお世話だけど、今回は資材部を通じて通常購入した方が良いのでは・・・
まぁ、A子がやるというのならば・・・ただ、G君とダイコン君を巻き込んだら可哀想だなぁ
「そうですか。では、私は失礼します。」
G君とダイコン君にもバイバイし、私は秘書部に戻った。
さぁ、A子はこの仕事をちゃんと出来たのでしょうか
いつもキャリアウーマン気取りのA子のお手並み拝見です
ちょっと注目していましたが、やっぱり色々とあったようです・・・
また次回、続きを書きます