クルミドコーヒーを卒業します ① | クルミドコーヒーのブログ

クルミドコーヒーのブログ

西国分寺駅前
くるみをテーマにした
こどもたちのためのカフェ

みなさま、こんにちは。

スタッフのおきいです口笛

 

自分からこのお知らせをする日が

くるなんて。

 

わたくし、おきい、

6月末でクルミドコーヒーを卒業させて

いただくことになりました!

 

 

わたしが大好きな朝の光と影

 

 

13年もの間、長く長く働かせていただき

本当にありがとうございました。

感謝という言葉では言い表せないくらい、

たくさんのものをいただきました。

溢れてしまう気持ちを

少しだけ綴らせてください。

 

 

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クルミドコーヒーでは、

古くはかわかみさんと水曜日のスープの

パン担当、

ビーフシチューのかわかみさんのあとを継いで

サンドのメニュー開発、

自家製アイス、くるみパフェ、

モーニング、シュトーレンなど

食べもの全般に関わらせていただきました。

その他、朝モヤ準備やお店の店内植栽も、

自分にできることとして担当していた

もののひとつです。

 

 

水曜日の「からだリセットスープ(仮)」

 

夏季限定のクルミドモーニング

 

 

クリスマスのシュトーレン(初期)

 

 

一言で言えば、

本当に楽しくお仕事をしていた

13年でした。

一緒に働く仲間はもちろんのこと、

来てくださるお客さまを信じることができたこと、

自分にとっては大きなことでした。

そういう関係が築けたことが本当に幸せなんだと

今になるとよくわかります。

 

そして続けることで

見えてくるものがあることも。

 

このお店に来るまでは、

何者でもない自分に、

何も価値がないように感じて、

とにかく技術を身につけたかった。

その一心でパンの技術を習得し、

デザートや皿盛りの勉強をしたり。

修行の身でしたので、寝る時間を惜しんで

びっくりするくらい働いていました笑。

当然体を壊してお休みして。

その繰り返し・・・

(辛かったり、楽しかったり色々。

でもやってよかった!)

 

そんな中で、初めて

「この人たちと働きたい!」

そう思って志願した職場でした。

最初はお客さんとして

友達に誘われて来店し、

偶然クルミドの夕べの

(店主かげやまのお話の会)

お知らせを店内で見て、

参加したのがきっかけでした。

(以前は毎週月曜日の夜、予約なしでふらりと参加できました)

 

それからは行ける時には参加していたので、

会の常連さんやスタッフの方と

少しづつ顔見知りになっていきました。

(スタッフのたかいくんとはその時からの仲間)

そこでだけ顔を合わせる、不思議な関係。

とっても心地よい時間でした。

その当時の職場は、

体を回復させることを優先し

お休みも多めで残業なし、

きっかり時間で仕事が終わる職を

選びました。

体は楽になったけれど、

やっぱり満たされない・・・

誰かのためになる、

自分にしかできない仕事をしたい。

(自分にしかできない仕事、はちょっと傲慢ですね。

みんな替えのきかない存在だと思っています)

 

そんなふうに考えていた時に

出会ったお店とスタッフの方々でした。

常連さんとスタッフの関係も、

わたしにとっては程よい距離感だったように

思います。

 

それからくるみの収穫応援などに

誘っていただいたり、ご縁があって

自分から働かせて欲しいと

お伝えしての入社となりました。

 

その頃の自分は、

恥ずかしいくらい未熟で

完璧主義でした。

人と一緒に仕事をすることが

どんなことかなんて考えることは

ほとんどなかったと思います。

そんな人と仕事なんてしたくないですよね笑

ずいぶん店主かげやま

(これからはかげやまさんと呼びますね)

や、当時のスタッフと

ぶつかることも多かったように思います。

それでも諦めずに話をしたり、

ハッキリと伝えてもらうことで反省し、

少しずつチームで仕事をすることが

どんなことか

学ばせてもらっていた毎日でした。

自分の中の「ふつう」がいかに滑稽で

人間としての幅を狭めているか、

痛いほどわかりました。

若かったこともあり、

いろんなことを受け入れられず

苦しんだ日々でした。

 

今まではピラミッド型の組織で

自由度はあっても、

基本的に会社から言われたことを

形にしていく仕事でした。

クルミドコーヒーはそうではなく、

上も下も関係なく話し合い、

もっと自分で考えて動き、仕事を作り、

どう支援できるか、

どうしたら支援してもらえるか

支え合っていく仕事の仕方だったように

感じています。

それはきっと、

お互いにその人をよく見ていないと

できないこと。

どんな人にだって、

良いところ、悪いところ、

得意なこと、苦手なことがあり、

その人の性質も様々。

助け合って、認め合っていくと

違う世界が見えてくる。

 

時にはかげやまさんが決めて

言ってもらったほうが簡単で

スピーディーだなと思うこともありましたが、

そこは敢えてかげやまさんが口を出さず、

みんなで話し合い、時間を重ね、

決めてきました。

そうすることで時間はかかったけれど、

お互いの気持ちの交換も含め

積み上げてきた信頼感や、

達成感が生まれてきました。

それが結果的にうまくいかなかったとしても

ここに自分がいる意味を

持たせてくれるものでもありました。

 

うまく言葉にできているのかわからないけれど、

きっとクルミドコーヒーは

わたしの居場所だったのだと思います。

 

つづく

 

 

2013年くるみ割り人形のイメージで、駅伝にも参加!

(もこさん、きぬさん、よしまさん、わたし)

 

 

2015年のわたしたち(お花見)

 

2015年のわたしたち(全体定例会)

 

「ゆっくり、いそげ」発刊おめでとう!(2015年3月)

 

社員みんなで買いにいきました!笑

(@西国分寺駅なかオリオン書房)