ロンドンの金曜日はとてもセクシーです。
女子は時に色っぽく時にかわいくメークを施し、とっておきのお洋服に身を包みます。
男子はシャツ着て、時にはジャケットでビシッと決めて香水をふります。
おそらく、出てくる前に鏡の中の自分にウインクをして「よっしっ!」って感じで出てくるんだと思います。
若者も、中年も、定年も皆そうやって街に繰り出します。
今ではイギリスのパブやバーやクラブではタバコが吸えないので、みなさんお店の外に出てお酒を飲んでるんですね。
なので、ええ、まるで街全体がでっかいパーティーみたいです。
例によって今日は私も金曜の夜に外出です。
ドイツからお越しのマリオとベレーナというなんともまあ素敵な名前の組み合わせのカップルがお夕食に招待してくださるというのでお邪魔しました。
本当に奇跡のようなカップルでございまして、3年前にお邪魔したときにごちそうになったスープもうめーのなんのって。
食いしん坊魂の期待が膨らみます。
もくもくもくもく。
バスに揺られてゴットンゴットン。
ロンドンの下町Hackneyに彼らのおいしいお家があります。
着いたとたんに目の前に広がる、広がるのはおいしそうなキッシュだ。サラダだ。リゾットだ。あっ、チーズの盛り合わせまでっ!!
もう何人かのゲストが先にいらっしゃってました。
初めて会う人から、なんかどっかであった人まで。
私たちが着いたので早速お食事タイムです。
いやあ、本当に全部おいしかったです。こんな、月並みな表現しかできませんが。
ベレーナさんのお父様はアマチュアシェフとしてテレビに出ていたこともあるんだとか。
そりゃあベレーナさんの料理もうまいわけです。
だけどこう見えてベレーナさん、今をときめくクラブDJでございましてそのハードでスタイリッシュな外見からはまさかこんなにうんまいおごっつぉが作れるなんて夢にも思われないわけです。

料理はすべてベジタリアンフードなんですが、もう肉なんていらないねって思います。
ベジタリアンフードといえばうちのCさんも実はベジタリアンで、実は昨日の夜夕食を作ってくれました。
Cさんのいうところの実験的調理の末、出てきたのが哺乳食と化したべろんべろんのぶちんぶちんのパスタとハーブの入れ過ぎでほとんど黒くなったトマトソースでした。
実際、私もフランス人のSさんもガビーンっ!って感じでしたがイギリス人のSさんと当人のCさんはおいしそうに食べてました。
私は食事の感想は黙秘しますが、やさしいCさんには感謝を表したいと思います。
ああ、そうそう。
マリオとベレーナの家にはきゃわいい猫ちゃんが2匹います。
高貴な感じであたしなんかには見向きもしないような猫ですがふわっふわでかわいいです。

夕食の後にはデザートにティラミスまで出てきて、それも手作りであたしは天国にいるかのような気分でした。
靴デザイナーのジュロームさんの靴コレクションがテーブルで繰り広げられ、それもどれをとってもビューティフルでした。みんな、うっとり。
あー、楽しかった!