もう、決まったのでそう覚えてください。
そして、今回は私がロンドンでトップ10に入ると思うおもしろアートキュレーター集団 "Artangel"のエキシビションを見に行きました。
Artangelは特定のギャラリーを持っていません。なのでアーティストの作品を展示するにあたって、ベストポジションを探すべくロケハンするんですね。
だから毎回ビューアーは地図をたよりに見知らぬ町に作品探しにいくわけです。
彼らがここまでできるのは、たんに作品を飾るだけでなく作家と時間をかけて一緒に作品を作り上げていこうという信念があるからだと思います。えー、もちろんキュレーターが作品を作る訳ではないですが、でも作品が作られる過程をどれだけのキュレーターたちが意識しているでしょうか。
むにゃむにゃ。
とにかーく。
今回の作品はイギリス人作家Roger Hiornsさんのよる"SEIZURE"という作品ですよ。
Rogerさん、噂によると2億円もかけてこの作品をつくったのだそうです。
この写真をご覧ください。
なんとまあ、綺麗な青いクリスタルだことっ!

これは部屋に見えますねえ、ええ、部屋です。
Rogerさんはフラット(お家)まるごと一軒クリスタルで埋め尽くしたんですよ。
クリスタルは特別なお粉とお湯でぐんぐん成長します。Rogerさんが特別にデザインしたわけでもなく、クリスタルたちは勝手に自由気ままに自信の形を変え、さらにこのフラット全体をもフラットでない別の物に姿を変えていきます。この作品のタイトル"SEIZURE"(訳:差し押さえ、強奪)通り、作家自身にもコントロールできない何かに空間が支配されていく恐怖があります。
しかもあれ、この綺麗な青がさらにぞくぞくしますね。なんででしょう?
ひゅーうっ。
さーて、お継ぎはタウンにありますRiflemakerに行きました。
ここも噂によるともともとライフルを作っていた場所だからライフルメーカーって名前なんだとか。
まず、Juan Fontaniveさんの"Tin Tan"という作品たちです。
「僕は踊るものを作るのが好きなんだ...」という言葉通り、作品たちがテケテケ動きます。
なんだかちょっとノスタルジーな感じがします。
なんでだろうと思ったら、この作品がここまでハイテクノロジーな世界の中でハンドメイド的ステレオタイプの装置だからです。「カタカタカタカタ」と軽快なローテクサウンドを一定のリズムで刻みます。
古い時計のようでもありますねえ。

これはあたらしく生まれてきたあの可愛いベイビーの寝室に飾りたいです。
あとはニューヨーク生まれの作家Liliane Lijnさんの"Stardust"という作品もありましてね。
これもシリコンでできた透明な石みたいなのに映像を映していて、最近のアート界では石系がはやっているのでしょうか?だって、次ぎにいったGiuseppe Penoneさんの作品も石、ありましたよ。
見てください。流行ってますねえ。これはLiliane Lijnさんの"Stardust"ですよ。

最後に韓国出身の、えーと、Chosil Kilさんの"Drawerings"なんですけど。
Chosilさんの作品は一つ一つに個人的なストーリーがあります。
例えば"Rings"という作品ですが、まあこれがお母様がChosilさんが韓国をまさに飛び出そうとした時に「何かあったらこの指輪を売ってお金にしなさい。」といって5つの金の指輪をくれたそうです。
11年後、結局何もなかったのでChosilさんは指輪を溶かして一つの金の紐にしてショーケースの中に飾りました。
あとは、そうねえ。"Names"っていう作品はChosilさんが嫌いでもう二度と会いたくない人の名前を白い紙に重ねて書いていって、そうすることでもう誰が誰がかわかんなくなってその人たちの存在も自分の中から消していくっていうのです。
ぜーんぶ、パーソナルで私たちには関係ないのだけど、だけど私たちだって普段の生活でこういう感覚ってあるよなーって思います。人と人との関係っていろんな繋がり方がありますからねえ。ええ。
あー、もう長くなったのでGiuseppe Penoneさんの話はまた今度ってことで。