今日は寒いです。
だけどギャラリーに行こうと決めていました。
どうやら、K美さんも同行するそうです。
彼女は仕事先でボスにウィークリー日記を提出しなくてはいけないそうなので、なんか見たりしたほうがいいそうです。
まずはLiverpool StreetにあるBloomberg Spaceというところに行きました。
でもあまりおもしろくなかったのでとばすとして。
55番のバスに乗ってVyner Streetに行きます。
雨がしとしと降ってるし、ギャラリーも開いてんだか開いてないんだかわかんないのでもうただの散歩みたいになってきました。
それに私はさっきからチョコレートマフィンが食べたくなってそのことしか頭にありませんでした。
どっかにチョコマフィンは売ってないのかしら。
でもニュースエージェントのマフィンなんて嫌だから、ほらM&Sとかのおいしそうなのがあるじゃない。
あれあれ。あれがいいのよ。ああ、チョコレートマフィンが食べたい。
それでも道を行きます。そこに何かがあるかもしれないから。
まずはVine Spaceで展示されているRobert Currieの作品"8 Days, 17 Hours, 46 Minutes and 21 Seconds"というビデオテープのインスタレーションです。
ギャラリーの壁に均一に張られたビデオテープがギロンギロンに光り、押し迫るような圧迫感です。
でも実はただの薄っぺらいビデオテープなのでその圧迫感も見方を変えれば弱々しく見えて、空虚さえ感じます。これは長野の田んぼに展示してカラス対策に有効です。
さあさあ続きまして、Nettie HornはSinta Wernerさんの”Grey Areas"です。
それにしたって偶然。
もしやSintaさん、ロンドンベースの日本人アーティスト椰子洋平さんの知り合いでは?
ええ、椰子さんも次々とチャーミングな作品を作っているのでサイトは常にチェケラですよ。
そうだ、Sintaさんね。
えーと、Sintaさん、大胆にも部屋の一部を壁ごとくり抜いちゃったみたいです。それをまたギャラリーの壁にくっつけちゃってるところがちょっとかわいらしいです。
さらにはギャラリーの部屋に嘘ものの柱とか床とかをへんてこなところに作ってまるで部屋全体が歪んでいるように見せたインスタレーションがありました。
これは本当に一瞬騙されます。感覚がおかしくなって足下が不安になります。
いっこ前のRobert Currieさんの作品もあって、私はちょっと具合が悪くなりました。
それでも、まだまだ作品を求め練り歩きます。
だんだん気分も乗ってきました。ヒューヒュー!
さてお次のDegree Art Galleryは徹底したコマーシャルギャラリーでした。
そこではペインティングやらドローイングやらが展示され、入手可能なお値段で売られています。
ウェブサイトを見てもたくさんのアーティストが名を連ねていますね。学生さんまで。
ギャラリースペースは軽井沢の別荘とかコテージの屋根裏部屋みたいでした。
うちのお父さんの秘密基地を思い出しちゃいます。
ほんだら次はIbid Projectsさんにおじゃまします。Andre Avelasの風船のインスタレーションです。
それにしても私はこのインスタレーションよりなにより、Andreさんのサイトの文字が小さくて小さくて読む気になれません。
他のサイトでは自分の写真をたくさん掲載していて、どうやら目立ちたがり屋アーティストのようです。
とぼとぼ歩いたら今度はCell Project Spaceさんですね。Cell Project Spaceをつくった人が昔大学にレクチャーに来たことがありますね。
「えー、まず家を買ってー、ほんで緑も買ってきて置いてー。」なんつって言ってましたっけ。
”Cabaret Futura"というエキシビジョンだったのですが、入ってびっくりスピーカーが突然工事現場のような爆音を出し私は怯えました。私たちは車に乗せられた子猫のように隅っこに固まり、いっこうに作品に近づけません。勇気を出してスピーカーに近づいて見ると、横に倒されたスピーカーにたんまりと2ペンスが入っていて、音の振動でジャリジャリとさらに音をかき立てていました。
ああ、やっとこ最後はmonikabobinskaです。Laure Prouvostさんの"You are the only one"という作品なのですが、この人たくさんの人に事前にメールを送っていました。
内容は「この前パーティーであなたに会ったんだけど、よかったら今度会わない?monikabobinskaでまってるわーん。」的な。いやあ、それをうちのK美さんが受け取ったらしくて気持ち悪くて捨てたらしいです。その謎が今解けたつって喜んでました。
そして、とことこ家に帰りました。
帰り道最高にお腹がすいてケバブとか食べたいくらいの勢いでしたが、家に帰ったら梅君がマフィンを買って「ご自由にどうぞー。」なんてくれるかもしれないし、もしかしたら魚介のシチューとか作って待ってくれてるかもしれないしね。ってことで我慢して帰りました。
するとどうでしょう、本当に梅君はお菓子を買っててくれました。
すごくラッキーでした。