我らがグローブハウスの黒幕パッパラパーのK美が独自のルートで仕入れてきた、怪しくも麗しいスペインのハモンと赤ワインを2人か3人ぐらいで飲み食いするのが、つまりハモン・ナイトです。
私のバイトは3時ぐらいには終わって帰れるので、まずは一人で家で待機。ハモン・ナイトに向けて精神統一です。
7時45分、キッチンにてパッパラパーのK美の受け入れ態勢を整えます。
そして7時55分、パッパラパーのK美の帰宅を確認、確保にいたりました。
パッパラパーの手荷物検査をすると、まず出てきたのはコリアンダー。さらには上等なスペインのチーズまで隠し持っていました。おそらくBethnal Greenに在宅のスペイン人会社員(29)の家からこっそりと猫糞してきた様子です。そしてさらに出てくるのはおいしそうなソーダパン風パン。
パッパラパーは観念したのかグローブハウスのアジトからついに赤ワインも持ち出してきました。
すべてを押収し、事情聴取をしながら一緒に計画実行しました。
我らの大好物、生春巻きをとにかく作ります。
生春巻きの皮をぬるま湯に浸し、大きな声で「イッチっ、ニっ、サンっ、シっ!」と10まで数えます。
皮を取り出し、しかるべき具材を並べ包み込むわけです。
さらにはサラダも作ります。
モッツァレラとトマトのカプレーゼと思いきや、ブロッコリーの入れちゃいます。
そしてハモンもきれいに丸めてお皿に盛ります。
私もパッパラパーもお腹がペコペコです。
しかし、このワインの美味しいことったら!
パッパラパーが5秒で選んだというこのワインに間違いはありませんでした。
すべてのディッシュとワインをクルマーシーの部屋に持ち込み、私たち二人はそりゃもうホッペが落ちてしまうかと思うほどのおいしいディナーをいただきましたとさ。
おしまいっ!
