こちらグローブハウスから、およそ1時間ほどじっくりとチューブに揺られ、早起きにありがちな目の痛みとイギリス人たちのつけたてほやほやの香水の香りと、それに伴うあたしの変な汗が十分に身体に浸透してきたあたりでやっとこ辿り着くのがGunnersburyという夢の街で、そこから待たされること10分のうちにチューブから取り出したばかりのあたしの身体からあら熱がとれ、さらに歩くこと、えーと10分ぐらいでさらに味がしみ込みます。
つまり、そこがあたしの9月1日からのバイト先です。
そこはまさに大きくてゴージャスな家々と巨木たちが立ち並ぶ、豪華な住宅街の一角にあります。
本日はそのバイトの記念すべきトレーニングの初日でした。あたしはかの高名なゲイのポールに挨拶をしたあと、さっそく席につき先輩の教えに従いトレーニングをしたわけです。
そのバイトはある映画が取りあげられている世界中のテレビやラジオやプレスを集めて、そのデータをファイルにアップロードするという単純な仕事です。
でも、そりゃあもう数字やら文字やらスラッシュやらアンダーバーやらちっこい記号がきれいに整列していて、最後にはモニターを見ているようで本当はどこも見ていない、いや、見ているのは無だ、あたしはどこで何をしているんだ、どうやって現実の世界にもどるんだ、という不思議な感じに思想が溶け始めます。
そして、変な言葉の羅列がリズムを刻んで口から出てくるのです。
まあそれはいいとして。
とにかく疲れました。でも、疲れたのは主におしゃべりをしていたせいだと思います。
おしゃべりのしすぎでこんだけ疲れたっていうのに、こりもせずにイーストに戻りビールを飲みながらまたおしゃべりです。
ああ、そういえば。
あたしのこのページに記念すべき2人目の読者ができました。
彼女をおおいに歓迎したいと思います。
では、グローブハウスで安心睡眠です。