◆お父さんのような広い背中は呼吸が浅いんです
風水薬膳®茶ティーセラピスト
巡りヨガインストラクター
吉川まりこです!
広い背中っていうと、どんなイメージですか?
大きくて優しいお父さんっていうイメージですよね。
でも、更年期世代の女性も広~い背中になってることが多いんです。
その原因のひとつが姿勢の悪さ。
肩が上がって背中が丸くなった姿勢は、どんどん胸が縮こまり、肩甲骨が広がります。
その姿勢がクセになってしまうと、背中の筋肉がこわばったまま肩甲骨や背骨の動きが悪くなり、お父さんのような広~い背中になってしまうんです。
また、胸が縮こまると呼吸も浅くなり、自律神経が乱れてしまいます。
自律神経は自分の意思では調整できないんだけど、唯一の手段が呼吸です。
ヨガに自律神経を整える効果があるといわれるのも、ポーズとともに行う深い呼吸によるものが大きいんですね。
だからまず、縮こまった胸をゆるめて、ラクに呼吸ができるようにしてもらいたいなーと思います。
そのための簡単な方法をお伝えしますね。
①右手を左の鎖骨の下側に当てて、外側(左の肩のほう)に沿わせていく。
②指先に骨が当たったら、その手前の少しくぼんだところ(肩よりも内側)に手を置く。
③ゆったり息を吐きながら、優しく押す。
吸う時にフワ~っと離す。
④反対側も手を変えて同じようにほぐす。
これだけです!!
簡単でしょ?
何回か繰り返すと、縮こまってた胸がほぐれて、背中のハリやこわばりもゆるみます。
座ってもできるけど、あおむけで呼吸に合わせてやると、よりゆるみやすいです。
寝つきの悪い時なんかも、お布団に入ってから胸をゆるめてあげると、こころもフワ~っとゆるんできて、眠りやすくなるんですよね。
押さえる場所は雲門(うんもん)という肺に関係するツボで、呼吸がしやすくなるのもうなづけます。
ツボがわかりにくくても、だいたいの場所でも大丈夫。
イラストの雲門の場所は点ですが、3本の指でもう少し
広い範囲をほぐしてみてください。
即効性があるので、好きな生徒さまも多いんです。
わたしもパソコンや携帯をさわる時間が増えると、とたんに背中が張ってしまう。
そんな時にはいつもこれをやります!
簡単なのがいいでしょ?
広い背中のお父さんって、頼りがいがあるとてもいいイメージだけど、自分がそうなっているのはイヤですよねー(>_<)
特に更年期世代は、自律神経を整えることが不調を改善することにつながります。
質のいい呼吸ができるようになると、巡りもよくなり気持ちもほんとに変わっていきますよ。
更年期をラクに過ごして健康美人になる6回の講座では、あなたの不調をやわらげるために、ひとつひとつ改善していきます。
自分のこころとからだに向き合い、更年期を前向きにすすんでいきたいものですね。