おはようございます。
ジュニア(ウチの子)と書くと、ブロッケンJrを思い出す税理士の黒川です(←ベルリンの赤い雨のイメージ)
それと同時に男塾のJ(実はJとは、キングバトラージュニアの略だった)も思い出します
先日、会社の経営を数字で捉えようと、とてもやる気になっておられる社長さんとお話をしました。
海外までセミナーに行き、会計の重要性を認識して帰ってこられたそうです。
とてもいいことだと思います。
私からは、経営者も簿記3級程度の知識は持っていただきたいとお話ししました。
こちらも前向きにお考えのようです。
せっかく数字で経営を捉えようとされているので、決算書を読み、良い点、問題点を指摘させていただきました。
良い点は利益率等がずば抜けていました。
利益体質なので、経営効率を示す数字は、どれも強烈に良い数字
一つ、社長さんからご質問いただいたのは、ROE(自己資本利益率)について。
計算式は下記の通りです。
自己資本利益率(ROE) = 当期純利益 ÷ 自己資本 × 100
元々は、自己資本に応じ、どれだけ効率よく稼いだかを示す指標です。
ですが、私からは、「この指標は見なくて良いです」とお伝えしました。
だって、自己資本が分厚くなればなるほど、この指標は小さくなります。(自己資本が分母にあるので)
逆に自己資本を食いつぶすほど、この指標が良くなります。
上場企業なら重要なんでしょうけど・・・
こんな感じに、上場企業の数字と中小企業の数字を同じように捉えるのは無理があるところがあります。