ようやくビルの外壁塗装、契約に至る! | 破滅の美学〜絶望と希望の狭間で〜

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過去に書いた詩や英語の詩やエッセイもどき、哲学のコト、X JAPANのコト、芸術のコト、などなど。時に過激で人畜有害かも?

昨年の12月から始めた、黒田ビルの外壁塗装の業者さんを決める作業あれこれ。ようやく先日、契約に至った。


オヤジが紹介センターみたいなところで紹介してもらった業者2社、前回祖父の代のときに実際に塗装を依頼した業者、オヤジの代になってから、塗装ではないが細かい修理など諸々依頼している業者、計4社に、それぞれビルに来てもらい、屋上、2階の北側のベランダ、外壁、などなどを見てもらった。年を越して2社に絞り、そこにはさらにもう一度ずつビルに来てもらって追加依頼箇所などの確認をした。また、見積りをメールで送ってきたのが2社、残り2社は自宅に来てもらい、実際に話しながら見積りや使うペンキ剤などの説明を受けた。


これらには毎回アタシはオヤジと共に必ず行き、図面を渡したり、質問したり、メモを取ったりなどを担当した(というかオヤジはほぼ何もしていない)。またこれに加えて、その都度のお礼や質問事項のまとめ、PDF資料プリントするなどのパソコン作業ももちろんアタシが担当した。


だいたいのめどがついて、業者さんも決まった途端に、突然の入院、手術となった。急ぎではなかったから良かったが、とにかく、アタシの入院により、全ての予定が一旦止まり、先方にもその旨伝えた。


だがアタシの回復がかなり早く、契約などに良い日にしようと、まぁせめて仏滅くらい避けようと先方と調整したら、大安に契約書を交わすことができた。


工期は、5月半ばから、2ヶ月から2ヶ月半の予定。その1ヶ月前、4月半ばくらいに、菓子折りを持って、近隣の4、5軒にあいさつ回りをする予定だが、こちらは、業者さんの社長と、こういうのに向いているかーちゃん、二人で多分行ってもらう。大人数でゾロゾロ行っても仕方ない。かーちゃんはまだ一段ずつが高い階段で屋上まで登り降りするのが難しいかったので、ビルの現調立ち会いには行っていないのだ。


ン百万の契約なので、数十万単位の値引きをしてもらった。こちらもン百万が上限だと粘り、先方も下請けなどに掛け合って、最終的にお互い納得できた。アタシはこちらに決めたいと強く思ったので、アタシがオヤジを説得したのもある。塗装専門じゃなくて、とにかく何でもお願いしたらやってくれる。ビルのドアノブ一つだけ壊れたときも、たったそれだけで飛んできてくれた。


保証期間も設けられていない。とにかくこちらにお願いした箇所なら、何年後であろうと、無料で修繕等してくれるという。支払いも、他社はだいたい、着工時に半分とか、手付金などあるのだが、こちらは全て終わり、引渡し時に全額でいいです、という。とにかく信頼でここまでやってきたのだ。ご主人(社長)は根っからの大工、もうすぐ、黒田家同様、代替わりして、アタシと同世代の息子さんに引き継ぐそうだ。息子さんは二級建築士を持っている。


アタシは、こうした、信頼関係でやってきた、ってところも好感が持てたが、何度かお世話になってきた度、話したご主人(社長)の感じ、人柄とかに加えて、将来的に、アタシがビルのあれこれを全部やらなきゃいけなくなったとき、水道関係はどこどこ、電気関係はどこに連絡、などと、ビルの賃借人さんから修繕などの依頼があるたびに、あちらこちらに連絡するのが、どこにしたらいいか分からないと、不安だったのだ。修繕の依頼なんて、小さいものから大きいものまで、突然やってくる。だから、とにかく何でも困ったらここに連絡すれば大丈夫!ってところと、ちゃんと繋がっておきたかったのだ。それももう引退する社長で終わらず、ウチみたいに←ウチはアタシで三代目だが、アタシとできるだけ同世代で長く付き合えるところを考えていた。だから、そういう諸々もアタシの願望が叶い、よかったかなぁ、と、とりあえず今はホッとしている。


契約書、印紙、割印などなどは、アタシがよく確認させてもらい、その後はしばし、アタシが淹れたホットコーヒーを飲んでいただきながら、野球の話などで盛り上がった。この日はいつも車で待っているという奥さんも同席してくれたのだが、この社長の奥さんという人もなかなか味があって面白い人だ。ウチの両親と先方のご夫婦、みな同世代だ。コーヒーカップが空になった頃、お開きになった。


まだ始まっていないが、とりあえず、第一歩。お金も出て行くが、今年は、やること自体、たくさん。アタシの入院で少しだけ色々ストップしてしまったが、一つずつ、だ。