ライブ イン パリ (Live in Paris ジョン・コルトレーン 65年)
おそらく現存するライブ作品の中で、「黄金のカルテット」としては最後の演奏。
この年の6月28日にAscensionで新たな一歩を踏み出した1ヶ月後7月27、28日の演奏だけに、コルトレーンの吹きぶりにはかなり以前と違う激しさがありますが、それでもそのあとの凄まじいばかりに荒れ狂う演奏からみればまだJazz音楽としての一線に踏みとどまっているようにも思えます。
ただ、それも時間を巻き戻すように見ることが出来る我々がそう思うだけであって、その渦中にいた他のメンバーにとっては、一体これから先どうなってしまうのか、既に手の届かない世界に行ってしまっているようなコルトレーンに果たしてついていけるのか、などとかなり悩ましい思いをしていたいた時期だったことでしょう。
実際エルヴィン・ジョーンズが途中でステージを放棄する事件が起き、4ヵ月後にはマッコイ・タイナーとエルヴィンがグループを離れてしまいます。
「黄金のカルテット」崩壊の責任はひとえにコルトレーンにある、それが彼の目指す道に必要だったからには違いありませんが、なんとも残念で胸の痛くなる物語でもあります。
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