今日は『薄筋』です♪
起始は恥骨結合の外側で、停止は脛骨の内側面に達して、浅鵞足になって停止します。
この筋肉は内転筋群で唯一の複関節筋で、股関節と膝関節に作用します。
そして内転筋群ですので『閉鎖神経』支配です。
まず先にも書いた通り『内転筋群』ですので、股関節の内転、そして屈曲の作用があります。
次に膝関節には屈曲作用を持ち、下腿を内旋させます。
また下肢が固定されていると、骨盤を前傾します。
臨床では、スポーツ傷害として知られる『鵞足炎』で痛むことが多く、圧痛を確認したり、股関節の外転強制によって薄筋の痛みを確認します。
触診では停止部側から始める方がわかりやすく、股関節の伸展、外転位で膝関節を屈曲した状態から始めます。
そして膝関節を伸展、屈曲を繰り返すことで、薄筋の張力を触知します。
鵞足を形成する筋の1つであることや、複関節筋であることなど、勉強としても大切ですし、臨床としても大切な筋肉です♪