今日は『肩甲下筋』です。
ローテータ・カフの1つとして、チョットだけ有名ですね。
起始は肩甲骨の前面にある肩甲下窩で、停止は上腕骨の小結節で
す。
作用は肩関節の内旋が主な役割なんですが、上腕骨頭を肩甲骨の関節窩に押し付けて、安定させる作用もあります。
さらに、結構幅が広い筋肉ですので、上部と下部で作用するポジションが違ってきます。
上部は腕を上げていないときの内旋で働き、下部は腕を上げているときの内旋で働きます。
触診では、上部線維は奥にあるので難しいですが、下部線維は上腕を外転した状態から、内旋することで触知しやすくなります。
筋腹を触診するには、腋窩からアプローチすることになりますが、メッチャ痛いので、ご注意を(^-^