はぁい、行ってきました!!見てきましたよ、流鏑馬!!超かっこよかった!!
写真下手が奇跡的に撮れた一枚↓
結論から言うと、神奈川近郊で流鏑馬が見たい人には激おすすめです!!
というのも、湘南江の島春祭り自体は今年で40回を数えますが、流鏑馬をやるのは3回目なのだそうです。っていうかコロナ禍ド真ん中ストライクにやってたのね(笑)!!
流鏑馬神事をはじめてからは歴史が浅く、パンデミックともかぶったせいで、知名度が少ないみたい。上の写真は関係者席が写っていますが、ご覧の空席ぶりで…。私も一般見物人エリアで余裕で最前列で見られました。
その日は私と相棒、一人と一匹で行きました。
相棒↑
犬用カートもあったし、人が多いと邪魔になるかな、とちょっと心配していたのですが、江の島海岸は広いし、そこまでの人出ではなかったので、たいして気兼ねなく見られました。犬と一緒に行ける行楽はいいよね
話を巻き戻しましょう。
武者行列はそれほど見たいと思っていなかったので、自分のペースで家を出て12時半くらいに砂浜についたのですが、笹で区切られた聖域のようなエリアが見え、「おお、あれが神事の場所か~」と近づいて行ったのです。
そしたら、「予定より早いですがこれより神事を始めます~」となり、ドンピシャのタイミングで江島神社による神事が始まりました。この日はまだ生理中だったので、神事は見ないほうが良いかな、とも思っていたのですが、スピリチュアル的にはこのタイミングは「参列しなさい」の意味だなと思って、皆さんの後ろで参列してきました。
お祓いの後、「これから、江の島の大神(おおかみ)様をこの場にお招きします」とのアナウンス。
えっ江の島の神様来るの
江の島の神様と言えば、美女の天女様(弁財天様)と五頭龍様のアツアツラブラブご夫妻
伝説に語り継がれるあのカップルが、私の目の前に…
※江の島には、今も毎年夏に影絵イベントで語られる伝説があります。
~かつて、五つの頭持つ龍が人々に様々な禍をもたらしていました。人々が神に祈ると、空から天女が現れます。五頭龍は美しい天女に惚れ込み、求婚。天女は龍に、以後行いを改めて人々に善行を施すことを約束させ、結婚しました。~
そういや確かにご神体の鏡とか置いてあるな。そういうのに立ち会うの初めて!
神妙に頭を垂れていると、祝詞やらお供えやら様々な儀式が行われ…。
(おお…今、見えてないが、神様が眼前におられるのか…)などと思っていると。
「では、これから江の島の大神様にお帰り頂きます」
ええっ!神様、帰るの流鏑馬見ないで
これ、神様も一緒にみんなで流鏑馬見るパターンじゃね
ま、まあ、神様は別に島に縛られてるわけじゃないし、見たかったら帰るふりしてその辺を歩き回っててもいいんだよね
なにか不思議な儀式が終了後、始まりました!流鏑馬!
ちなみに流派は武田流だそうです。的の周囲にもバッチリ「武田菱」が。
武田と言えば、武田信玄の騎馬隊。武田信玄の守り神と言えば、諏訪大明神・建御名方神様。…最近、私の周囲でお諏訪様、幅効かせすぎじゃないかね(笑)。
(それだけ皆に愛されている神様なのですよ…)
今回の流鏑馬の参加者は五頭。途中で一頭が風が強いのが嫌だったのか途中棄権し、四頭で行われました。いやあ、素晴らしかったです。しょっぱなから「カッコいい…」連発しっぱなし(笑)。
馬がサラブレッドだったので、「在来種ではないのか…」とちょっと残念だったのですが、サラブレッドの速力で、おそらくは在来種の全速力を上回るスピードで疾駆しながら、次々と的を的中させていく剛の者がいました。
サラブレッドって、短距離戦で全速力なら時速70キロ超えるんですよ。砂浜だし、そこまでではないだろうけど、この速度で両手離して弓矢撃って3つの的全的中とか凄すぎる。射手の方は戦国時代に生まれていたら、さぞかしご活躍されたでしょうね。
ちなみに、この写真がその、一番うまかった人馬。馬の名前は覚えています。オディールくん。…いや、武田武者がオディールくんに乗っていてもいいじゃないですか。流鏑馬としての価値は全く変わりません。この人馬は神事としての流鏑馬である「騎射」のあとに行われる腕比べ「競射」でも一番になっておられました。
あと、なんと御年76歳の射手もいました。さすがに馬の速度は控え気味でしたが、次々と精確に矢を的中されていて、すごいな~と感心しきり。
ちょっとカメラがぼけていますが、この錚々たる姿。美しいですね。武田流らしく衣装もややシックな印象を受けました。私好み。すてき。
流鏑馬見学後は、橋で江の島に渡り、犬も入れる飲食店でしらす丼を食べました。湘南江の島は犬OKの店も多いのでその点もおススメです
その後せっかくだから犬を散歩させようと、橋を渡って左手にてくてく歩いて行ったら、「聖天島」なるエリアを発見。かつては本当に島だったそうです。
ここの標識から島の奥にちょっと進んだところに、「竜宮」の祠がありました。
実は、私、龍神様が好きなので、五頭龍様にもお参りしたかったんですよね。江の島は、弁天様は島の中に神社があるのですが、五頭龍様は島から少し離れた場所に神社があり、また、龍が好むとされる洞窟は島の奥の方に在るので、なかなかお参りしづらいなと思っていたのです。
今回、神様のお導きか、島の入り口から対して遠くない場所に祠があることが分かったので、今度からは龍神様にも気安くお参りができそうです
(今回は生理中ということで参拝は控えました。まあ、流れ的には歓迎されていたようなので、お参りしても良かったのかもしれませんが(笑))。
そんなわけで、お天気も良かったので全く寒くもなく、贅沢な一日を過ごしました。
流鏑馬見物は費用も掛かりませんし、今後も続けるようなので、お近くの方は、春の行楽として来年、立ち寄られてはいかがでしょうか。
来年は武者行列も見てみようかな。では