交響曲第9番 まとめ/ジャンプの意味 |   ひとしらずして

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   プロスケーター町田樹の誕生から引退までを見守ったファンの記録

第九について深く考えてみようと思ったのは、
町田くんの「ジャンプの種類もひとつひとつ意味をもたせて配置している」という発言を聞いてから。
あと、そのジャンプの位置について「星型の図形を描いているのではないか?」との考察を以前見かけまして、自分の手でその謎を確かめたかったのです。


今回の記事では、先ず第九のジャンプに込められた意味を私なりに紐解いてみます。

去年の記事、町田樹のジャンプの意味−ひとつの仮定で作ったジャンプ解釈表に基づいて
先ず各パートに命名された言葉、Passion、Cherish、Celebrationに合った言葉を解釈表からざくっと落とし込んでいきます。


第九 - ジャンプ予定構成より
◆ 4T(出発点)
◆ 4T+2T(物事の初期)
◆ 3A+3T(挑む+幕あけ)

◆ 3S(本質)
◆ 3Lo(共鳴し合う)

◆ 3A(希望)
◆ 3F+2T+2Lo(克服する+原点+永遠)
◆ 3Lz(アイデンティティ)


このままでは言葉のぶった切りなので、それぞれを文章で繋いで滑らかにしたものが下記の表です。
※パッションは「受難」という意味で考えています。



歓喜の歌をベースにして組み立てさせてもらいました。
ジャンプ1つひとつにも意味があるということは、
つまり振付の動作だけでなくジャンプもで何かを表現しているということなのでしょう。
音に合わせるだけではなくてね。

もちろん私が考えてみたこの案は、無理矢理感が否めない仮定であります。
本来、このようにジャンプを振り付けの一つとして緻密に組み立てた作品なのであれば
リカバリーという行為は、作品を壊す為にできないだろう…というのが私の考えです。
しかし全日本ではセレブレーションパートの2A(本来3A)の後に2Tを入れてリカバリーしているし。

そのリカバリーは競技者として勝ちにこだわった故の飛び直しなのか……?
全日本だけはPassionパートの軌道も少し他の競技会のものと違いますし……最後の第九と仮定して、町田樹が別の意味を込めた作品だと考えたほうがいいのか。
矛盾なのか最初から予定されていたものなのか……第九は謎が多い作品だと思います。

次は「ジャンプの配置は星の形を描いているのか?」についてです。