毎年のことですが１２月は
神様関係の注文が増えてきます
既製品の神棚セットもボツボツ出ています
その他には鳥居材がありました
材はヒノキで背割れなしです
切ったばかりの生材になります
背割れありだとそこから水が入ったりで
腐れが入りやすいですね
あと見てくれの問題もあります
表面の水分が抜けて
バリバリになる前に
赤く塗って固めてしまいます
それでもヒビは入ります
杉も使いますが桧のほうが
長持ちします
これは鳥居の桁（けた）材です
横使いで先が根曲がりになっています
このほうが恰好が良い
次はさい銭箱材です
材はもちろんケヤキになります
まず倉庫から出してきて
丸ノコで切りました
製材所に持って行き厚みと幅を決めてきました
そしてここから仕上げに入ります
加工屋さんに持って行きました
良くなって帰ってきました
サンダー仕上げです
この後は彫刻や組仕事になります
そして最後は桂（かつら）の看板板
これもお寺関係ですね
表裏無地の良品です
着物の裁ち板（たちいた）用の材で在庫していた材です
着物の仕立ては表裏使うので節などはダメです
裁ち板はケヤキなどの冬目の強い堅い板は向かない
冬目の盛り上がりが仕事に影響するためです
桂のように全体的にやわらかい材が望ましい
まさか看板で売れていくとは思いませんでしたね
今宵はここまでです
ありがとうございました
㈲川越銘木センター
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