お世話になります
槐(えんじゅ)の床柱と落掛が嫁入りです
古くから銘木としてまた魔除けとして珍重され
床柱として今でも使う人は少なくありません
加工は大部分は北海道です
当店も北海道に発注しております
昔は材料も現地産でしたが
現在は輸入が大半で
(まれに北海道産も出ます)
加工のみ北海道でやっているようです
「良い槐」がほしいとのこと
ここで銘木屋の基準として良い槐とはどんなものか?
まず白い部分のシラタというところのバランスが
均等で良いこと
三方の床柱として見える面に節や傷が極力ないもの
木が小さいのでこれが難しい
元や末口を見て穴の開いていないもの
これは施工上の問題ですね
乾燥していることなど色々ありますが
年々良い槐が手に入りにくくなっています
槐で気になるのは、この色ですね
決して自然界にはなさそうな色合いです
元はこんな色はしていません
人間の手によりこの色合いに加工されます
この色は水を石灰で溶きぶちまけるとこの色になります
シラタの不自然な程の白さは、強力な漂白材を使います
本来こんな自然な色をしています
昔からの伝統の仕上げ方なんですね
今宵はここまでです
ありがとうございました
㈲川越銘木センター
埼玉県川越市山田2015-2